1-2・遠州弁ふ行

ぶしょったい その3

遠州弁ふ行

「ぶしょったい」

補足及びあえての重複

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ぶすくれる その2

遠州弁ふ行

「ぶすくれる」。広い地域で使われているもので遠州でも使うよというものである。

他の言い回しとの比較をしてみる。

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「ぶしょい」と「ぶしょったい」 その2

遠州弁ふ行

「ぶしょい」と「ぶしょったい」の違い

レベル 日常茶飯事レベル

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*ぶしょったい その2

「ぶしょったい」より「こぶしょったい」の方がぶしょったさは上に聞こえる。

最強は「どぶしょったい」であるが。

共通語での「粋」と「小粋」、「生意気」と「小生意気」といった並びだと「小」のつくほうがさりげなく・ややとかいった軽目の勢いになるのであるが。

遠州弁の「ぶしょったい」においてはむしろ逆目で

「あんたなによをそのなりわあ、ぶしょったいにい。」と

「あんたなによをそのなりい、こぶしょったい。」とでは

明らかに「こ」を付した方がより見苦しいのでなんとかせいという勢いになる。まあものは言いようではあろうが。「ぶしょったい」は素直な感想という勢いで修正・変更等を求めるにしても要求ほどな勢いではない。ちなみに最強表現で

「なによをそれえ、どぶしょったい。」となると

もう見放したという勢いで近づくなくらいの嫌悪感もしくは他人のふりの勢いである。

ところで「こぶしょったい」は「ばかぶしょったい」よりぶしょったさは上か下かとなると、微妙でありどっちもどっちという感じがする。ただし「こぶしょったい」はなんとかしろという意思が感じられるところで「ばかぶしょったい」には単に「ぶしょったい」の程度が酷いという思ったままの感想発言という感じがするという違いはあろうか。

ところで「ぶしょったい」ってどういう意味?と改めて問われると、実ははたと困る。

意味使いが幅広く、「格好悪い」・「変(おかしい)」・「異様」・「身だしなみがなっていない」・「やることが野暮」・「そぐわない」・「整っていない・散らかってる」などなど。

おそらくは「不精」+「ったい」というのが元であろうが、「不精」という意味を逸脱している感じである。辞書では「不精」にはめんどくさいとか手入れしないとかいう事が述べられているが、一所懸命おめかしした結果においても「ぶしょったい」と言われるものであるし、公の場に普段着みたいな格好で行こうとするのに対して「ぶしょったい」と非難されるものである。

大雑把にいうならば「駄目出し」とするのが一番「ぶしょったい」の意を表わせる言葉であろうか。あくまでニュアンスにおけるものでそのままはまる訳ではない。

「ぶしょったい」の代わりに置き換えられる言葉として「恥ずかしい」があるが、「恥を知れ」とかいうニュアンスとも言えるのかもしれない。

例文

「なによをあんたあ、そんなこぶしょったい格好してくじゃないにい。」

  (なんなのその恰好は、そんなおかしな恰好で行くんじゃないよ。)

「なにがよを、いいじゃん別にい。普通じゃん。」

  (どこがだよ、別に普通じゃないかどこが悪いっていうんだよ。)

「あんた街買い物せえ行くじゃないだにい。ハイキング行くにそんな恰好で行く馬鹿どこにいるよを。」

  (あのねえ、街に買い物しに行くんじゃないんだよ。ハイキングに行くんだよ。それをそんな恰好で行く人がどこにいるんだよ。)

注、この後「ここにいるぞ」なんて反論するとふざけんじゃないと逆に油を注ぐ事になる。反論するなら「好きでやってるだでいいだあ」とか言うのが普通である。

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*ふんぞりかえる

漢字をはめると「踏ん反り返る」となる共通語であり辞書によると

「ふんぞりかえる」①{いすにかけた人などが}威張って、胸を反らすようにする。②威張る。

とある。頻繁に使われるのと、こうした意味の他のニュアンスにても遠州では使うのが些細ながらも方言かということで記載。

その意味使いとは「偉そうにして」は威張るという部類に入るとしても「居座る」(あくまで態度が)・「開き直る」というもの。「鬼の首をとったような」とか「得意げ」というニュアンスがあるかどうかは微妙なところ。

似たような言い回しと較べてみると

「えらそうこいて」は「何様のつもり」だと勘違いしてるんじゃないよという否定の根拠を抱いてのむかっとした勢い。

「えばって」だと自分がさも正当性があるという相手の態度にいらっと来てる勢い。しかしながら気に障る側としてはそれを否定する根拠が弱いか何らかの事情で太刀打ちできない歯がゆさで苦々しく思って反論しにくいという事が多い。ちなみに「えばる」は辞書に「威張る」(いばる・えばる)とあったので方言の部類ではない。

生意気というニュアンスは「えらそうこいて」にも「えばって」にも含まれている。

「ふんぞりかえって」だと何を根拠にそんなえらそうなんだと理解に苦しむ状況か。多分にむっとする感情は控えめな状態である事が多い。「ふんぞりかえって」には生意気という要素はほぼない。

面と向かって「えらそうこいて」を使うとほぼ言い合いに発展するので陰口として使われる事が多い。「えばって」もそういった傾向にあるので面と向かって言う際には「えばりくさって」という言い回しに変えて発することがある。「えばりくさって」の方が「えばって」よりも和らげた言い回しということであろうか。

「ふんぞりかえって」は直で言っても言い合いになる確率は低い。おそらくはいつものあんたじゃないけどどうしたんだ?といったニュアンスが加味されてるからであろうか。

「かえる」を「かある」と変えたがる傾向のある遠州弁だが御多分に洩れず「ふんぞりかある」という言い方もする。ただし「ふんぞりかある」とすると「えらそうに」というニュアンス寄りになって喧嘩腰の物言いに聞こえる場合が生じる。

例文

「おい、これどけて。」

「見りゃ分かるらあ。どけれんて。」

  (見ればわかるだろう。どかせられない状況だって。)

「ふんぞりかえってなにゆってるよを。あんたの席あっちじゃん店広げるなら自分のとこでやんなやあ。」

  (なにしょうがないみたいな事言ってるの。あなたの席あっちじゃないの。場所使うんなら自分の席でやりなさいよ。)

「だで見りゃ分かるらあ。はあ自分とこ一杯だもんでこっちはみ出てるじゃんかあ。」

「あんたねえそんなの整理すりゃ済むこんだらあ。なに自分の不精棚上げてえらそうこいてるよを。」

注、ふんぞりかえってを発してる時点ではまだ多少穏やかであったが反論の言い分にカチンときてえらそうこいてという表現に変わったという図式。

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*ふんで

「それで」と訳せばいいのか。男女共用の表現。以前の記事の補足みたなものであるがちょっと別角度で。

話しの途中に入れば話しの流れが変わる勢いになり、話しを聞いている人が発すれば要は何?と問うている勢いになることが多い。

変化の形としては「ふんでね」であれば「それでね」、「ふんだってね」なら「そうはいってもね」ということになる。

用途は若干異なるが「ほんで」が訛ったと想像される。「ほれで」というのも耳にするが「ふれで」となることは決してない。

共通語の相槌の「へ~・そう・それで?・だから?」という流れを遠州弁にすると強引ではあるが

「ほを・ふ~ん・ふんで?・なによを」。

似たような言い方では「そんで」・「ほんで」・「ほれで」とかがある。「そんで」・「ほれで」は「それから」という場合でも使われる起承転結でいったら承あたりでの使われ方もある。「ほんで」は「ふんで」と同じように起承転結でいったら転で使われることが多いか。「ふんで」との違いは「ほんで」だと「だから?」というニュアンスが強くなる辺りか。

例文

「ちょっと聞いてやあ。随分だにい。」

「ほを。なにあったよを。」

「あんねえ、あんねえがね随分なことゆうだよ。」

  (あのね、姉貴がね随分な事言うんだあ。)

「ふ~ん。」

「ちゃんと聞いてる?結構マジなんだからさあ。」

「聞いてるよ。ふんで?」

「あんた暇だらって勝手に決め付けてあれやれこれやれって用事押し付けてくるだにい。」

「それんなによを。」

「随分だと思わん?」

「さあ~家のこんだで他人じゃ分からん。」

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*どぶしょい

以前書いた「ぶしょい」の補足みたいなもん。

「どぶしょい」・「ばかぶしょい」は「ぶしょい」(格好悪いとか言う意味)の強調した言い方である。その中間的な「こぶしょい」という言い方があるかというとそれはないかも。こういう場合は「こぶしょったい」という言い方を私はするのだが。なお、「ぶしょい」と「ぶしょったい」とでは「けむい」(煙い)と「けむったい」と同じような違いがある。

「ぶしょい」はどういう場合に使われるかというと、「不精」が訛ったものだとして、なおかつ「不精な佇まい」みたいな意味が短縮されたものという事で考えれば場に相応しいものではないとかいう場合に使われるのではないか。冠婚葬祭に普段着で行くとかみたいな。

もちろんセンスがないとかいう見た目そのものが見苦しい場合にも使われる。

どちらにしても「恥ずかしい」・「恥じ」というニュアンスが籠められていることは共通している。

「ど」や「ばか」といった強調形にするのはより強く制止させたい意思を表わすためであろう。「ぶしょい」だと考え直しなよ程度だが「どぶしょい」だと止めなと制止してる感じになる。普通は「どぶしょいでやめな」というのであるがこれより強く制止する感じだと「どぶしょい」・「ばかぶしょい」とだけ言い放つ。

例文

「あんたあによをそれ着てくう。どぶしょいだで止めない。」

「どこがよを。別におかしくありもしんに。」

「そりゃ破けてるとかじゃないけどやっぱ変だって。」

「失礼しちゃうやあ。どこが変っつうよを。」

「あのさあ。その格好で寝てるだでそれパジャマみたいなもんじゃん。パジャマで外出るのはやっぱおかしいらあ。」

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*ふんと・ふんとに

「本当」・「本当に」と言っている。

「本当そう思うよ」だと「ふんとそう思うだよ」とかになる。別に笑わせようとかいう意図は全くなく真面目に言っているので「ふんと」と言って笑われたりすると気分を害する。

遠州弁においての「あんた」と「ホント」はある意味単なる調子合わせで言葉自体に意味がないことが多く。本気で「本当に」といいたい場合に調子合わせの「ホント」と間違われないように「ふんと」とする事があるということ。

したがってただ単に訛ったということだけでなく使い分けの必要に迫られて編み出された表現ではないかとも思える。まあ勝手な想像だけど。

実際は言い易いから「ほ」が「ふ」に変わったんだろうかな。

「ほんと」というよりも「ふんと」の方がびっくりしてるというニュアンスが増すという感じも気のせいかもしれないがあるのではないか。驚いた時によく使われるのはそういうせいかもしれない。

男女共用の表現であろう。

例文

「ふんとにけえ。なんかうそっぽく聞こえるだけどやあ。」

  (本当なの?なんかうそ臭いんだけど。)

「ほんとだって。あんたも信じん人だねえ。そんな疑り深いとホント嫌われるにい。」

  (ホントだって。疑り深いねえあんたは。そんな疑り深いと皆に嫌われるよ。)

「いらんこんじゃん。でもそれふんとにふんとけえ。」

  (余計なお世話だよ。でもそれ本当に本当なの?)

「だでさっきからそうゆってるじゃんほんとだってえ。」

  (だからさっきからそう言ってるじゃないかホントだって。)

「なあんか嘘くさく聞こえるだけどやあ。」

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*もう!ぶつにい

 小さい頃母親にこう言われると頭を守るという条件反射が働く言葉。

「ぶつ」は「打つ」の強調形として辞書にも記載されている共通語。これに「にい」がつくと遠州弁っぽいよなあと思って記載。共通語だと「もうぶつよっ」であろうか。

以前の記事で「ぶっさぐられる」を書いたがそれの別解釈。(もちろんこれも憶測で根拠なし。)

「ぶっさぐる」という表現が遠州弁にあるが、「打ち据える」が変形してこういう表現になったのか直訳の意味通りの「ぶんなぐる」の変形なのか。又は「打つ」とかではなく「ぶっとび」・「ぶっ放す」みたいな勢いの強さを表す意味使いの「ぶつ」+「さぐり」という構成なのか。ちなみに「さぐり」がどういう意味かと問われると?。近い言葉で「さくり」(しゃっくり)というのが古語辞典に載っていてしゃっくりという意味以外にもひっくひっくみたいな「しゃくりあげて激しく泣くさま」というものもあり、「ぶっさぐる」行為が泣かせるくらいぶつという解釈であれば「さくる」が変形して「さぐる」になったんかいなとも思えてくる。無論当然だが想像であって正解ではないのであしからず。でも前記事で「さぐる」=「下げる」ではないかと想像したよりかはそれらしく感じるけど気のせいか。

実用として子供に親がするのは「ぶつ」のであって「ぶっさぐる」という表現をしないのは言うこときかせるためで泣かせるためにぶつのではないからかなとも思える。でも恋人とか後輩とかの相手には「ぶっさぐる」使うからいまいち説得力には欠けるが。焼きいれる感じである事は間違いない「ぶっさぐる」という言葉であろう。

「ぶっさ」+「ぐる」の可能性があるかというと「ぶっさげる」とか「ぶっさがる」みたいな表現はないので多分「ぶつ」+「さぐる」なんだろうなと。「ぶっさぐらす」とか「ぶっさぐって」とかはあるから。

ここでの「もう」は「はあ」(すでに)とかの「もう」ではなく「本当にもう」とかの「もう」である。

例文

「も~ ホントゆうこときかんだで。もう!ぶつにい!」

  (もう~言うこと聞かないんだから。ぶつよっ。)

「ぶたんだっていいじゃん。」

  (ぶたなくたっていいでしょ。)

「ならおとなしくゆうこと聞くだ?」

  (それなら大人しく言うこと聞けるの?)

「だってえ・・・・」

「もう~はっきりしん。だで いや。」

   (も~はっきりしないんだから。やんなっちゃう。)

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*ぶっさぐられる

直訳すれば、ぶん殴られると言う意味。

「ぶっさぐる」が「ぶっ叩く」という意味でそのやられる側の表現。

喧嘩とかでの殴った殴られたで使う場合もあるが、どちらかというとお仕置き系な怒られるというニュアンスが強い場合で使われることが多い。

なので「注意される」と訳した方が意味的には合ってる事が多い。

以下は憶測であるが、ぶっ飛ぶ・ぶっ放すみたいな使い方の「ぶっ」と「さぐ」又は「さぐる」で構成された言葉であろうかそれとも「ぶつ」(叩く)と「さぐ」の合体なのか。「さぐ」が古語辞典にある「下ぐ」であるとするならば「強い剣幕で(又は叩いてでも)下げる・退かせる」という意味であろうか。つまり強制的却下・是正みたいな。

ただし「ぶっ」無しで「さぐる・さぐられる」という使い方はしていないので多分にうそ臭い憶測ではある。(追記09/03/16 「もうっぶつにい」という記事で別の解釈案を出しました。もちろん憶測であることに変わりありませんが。)

例文

「まあたそんなしょろしょろしとると班長にぶっさぐられるにい。」

「来たらそん時気合い入れりゃあ済むこんだあれ。年がら年中気合入れ捲くりじゃあ疲れちまわあ。」

「視野ん狭いだか?後ろに班長おるにい。しかも腕組んでこっち睨んでるにい。」

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