2・現クールのテレビドラマ

東京DOGS その10

 最終回。普通にもう一話あるのかと思ってたのに全10話。その分ジャンボ延長で穴埋めか?

いつもより格段に長い割には一気に終わってしまった感があって中身の濃い最終回でありました。見応えあったと書けば済むことですがそれじゃ味気ないので。とにかく面白かったです。

西岡先生(ともさかさん)のぼそぼそと話す声がとても印象に残るところですがお風邪で声が出ないとかじゃなかったらこういう話し方もアリだなと。声を張り上げ朗々と謳い上げるだけが役者さんの仕事ということもないのですから、聞き取れさえすればこういう話し方もいいなあとぞ思ひけり。

神野(仲村さん)逮捕後に奏(小栗さん)の笑顔が観れたんですが、最後まで笑わないという感じで通して欲しかったな。

 オーラスでの背負い投げが象徴的なように、シビアとコメディの両立と共にロマンスの要素も取り込んだという意欲的(観たことない)な作品でありましたが、初物ということもあるのでしょうか観方がこんがらがってしまうところもありまして。あまり複雑な鍋物は好きな方じゃないものでこういう色んな味がしみたのをどう味わっていいんだろうかという感じはありました。見慣れればより愉しめる可能性は感じるのですがこのドラマではちょっと追いつけれなかったです。

コメディを愉しみたい傾向が強かった私としては後半の回はそんな肩に力入れちゃうとギャグが鈍るのにという気分で観てました。奏以外はマイペースでギャグかましていたのになあというのはありますが奏がのってこないとやはり面白さが薄味に思えました。

その分神野が登場してピリッと締まって緊迫感が増しまして、若干違ったドラマにも見えたりなんかして。

別になんだかなあと言ってるつもりはなく、むしろ面白かっただけに欲が出るって感じでありまして、続編かなにかでより馴れてより楽しみたいものですな。

いつも陽気で飄々として大事を成すって作風は以前からよく観たイメージがあるのですが、やるときゃやるがそうでないときはボケまくるというのは新鮮でありまして、そういうの好きです。ただそのメリハリというか切り替えがちょっと追いつけなかったのかもしれません私。

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JIN・仁 その11

 最終回。素直な感想を述べれば、こりゃ絶対続編あるな。もちろん歓迎ですけど。全くもってとても終わった気がしないのは私だけでせうか。それとも原作がまだ終わっていないのでこうせざるを得なかったのか。

最近死亡フラグなる余分な豆知識を覚えてしまったせいで、ひたすら野風(中谷さん)に死亡フラグ立ちまくってるなあと興ざめな事思いながら観ていたんですが、ここまで林立すると逆に助かるもんだという確信になってくるという気になるのはあら不思議。

なにごともほどほどが肝要ということでせうか。

それにしても仁先生(大沢さん)と咲(綾瀬さん)は以心伝心。どんなに離れていても心の声が伝わるというのは決して一方通行の想いなどではないんでしょうな。橘の家には戻れそうにはなさそうなので、ここまできたら仁先生に責任とって貰うしかないところでしょうな咲の未来は。

野風の顛末は結局ハッピーエンドの部類に入るものなんでしょうか。終わりごろに西洋の建物の前でチラシ配ってる姿が映し出されていましたが。篭の鳥から抜け出れて自由に羽ばたけるようになったということでは大いなる解放ということになりますが、けっこいおべべ着てそれなりに一目置かれる存在でありんしたのにねと思うと無一文で放り出されて世間の荒波に辟易してる風にも受け取られ。自立した女性の魁(さきがけ)という構図であるとも勘繰れも出来。なんか微妙でありんした。一瞬なんで明治の世になってるんだ?と勘違いしてしまいましたしイマイチ分からないところでありんした。まあ明治の御世になればお武家さまは没落の憂き目に遭うんでお妾さんで生涯裕福に暮らしましたとさという訳には行かなかっただろうから上々ということなんでしょうな。

写真の消失は解放の証。つまりこれにて現代に戻るという意識は棄てて江戸の今を生きることに専念するってことなんでせうかね。輝いて見えるということでは介護に明け暮れる現代より江戸で懸命な仁先生の方が格段に輝いて見えましたしね。

前回のモヤモヤ(それぞれの人物の想い)はこの回全てクリアになった勢いを感じたのでありますが、全体としての大きな謎(仁は戻れるのか・現代で手術を受けたのは誰・あの不気味な赤子は何・偏頭痛は何故・時計の針を早めた因果はどうなる)の諸々の答えはスルーされたみたいに感じられました。

恋人未来の方は元気に講義してたみたいなんで仁のやったことは本望(正解)だったんでしょうけど。

したがって以上のことから受けるドラマの印象としましては、人間はちっぽけなものでありただ翻弄されるのみ。だからといって悲嘆に暮れて未来を描き憂いてばかりでは駄目で、ただ毎日を懸命に生きるのみ。それによってこそ充足した人生を送ることが出来るんだというドラマのメッセージと受け取れましてでございます。まあ家に引き篭もっていないで外に出なさいということなんでせうか。

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不毛地帯 その10

 なんか里井副社長(岸部さん)が出張るとまとまる話しもまとまらなくなるような雰囲気として話しが進んでるように感じられました。単純にとんびにあぶらげって事じゃないみたいですな。

このままじゃ諸々痛い目に遭うなと思っていたら里井副社長ゲロ吐いて具合が良くないみたい。

となると考えられる事は、性急に事を進めて社長への椅子取りに何が何でもと遮二無二突き進むか、最早これまでと突如丸くなって好々爺になるか。

米国に渡って壹岐(唐沢さん)達の目を丸くさせたところを見ると前者の方なんでしょうかねえ。そこまでされちゃあってなことで仏の顔も三度までだぞという道理で壹岐は大魔神と変身するんでしょうか。ここまで来たら排除以外に道は開けぬという勢いに映りました。社長に畏れながらと直訴したところでどうなるものでもなさそうで、他に策はあるんでしょうか。

最大の敵は外にではなく内にあり。果たして壹岐はどうやってそれを乗り越えるのかというのがとりあえずの見所なんでしょうか。

 再婚の話しはまあどうのこうの感想たれる事じゃないのでご当人同士で良く話し合ってという気にしかなり得ないところでありますが。壹岐の唯一の弁慶の泣き所が女性ということなんでしょうか。仕事の切れ味も若干鈍るようでありました。

そういう意味では弱い箇所をふたとこから突かれてる図柄と思えなくもなしで、これを乗り越えたら壹岐という人は向かうところ敵なしという事になるのでしょうか。

ホント頭も良くて胆力も備わっていて人脈も豊かで部下にも恵まれていて、女性にももてるんですから、これでも人生不幸だったなんて結末とかになってああ無情なんていうことにでもなったら見るべきものが見当たらないのじゃないかと思わないでもないところです。凡人には到達しえない領域での達成感・充実感とかを抱いていって欲しいところでありますな。

まあアホに生まれたほうが幸せに近いよというメッセージだということなら話しは別ですけど。

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東京DOGS その9

 神野が仲村さんだと締まりますねえ。ピシッと。

やることが凄いスピーディーでいい様に警察が翻弄されてしまってこりゃ確かに強敵襲来って勢いに感じられます。

かといって奏(小栗さん)とマルオ((水嶋さん)がこりゃあおふざけしてる場合じゃないよなと一念発起してどマジになられたらドラマのテイストが変わっちゃうんでそれは勘弁なところではありますが。

まあ、奏はもうマジモードに陥っているみたいでギャグの冴えが鈍くなりつつありますが。マルオのボケに誰も突っ込まない辺りは結構私としてはツボなんでこれはこれでいいなあとも思えたりなんかして。

でもなんていうんでしょうねえ、ボケとツッコミというパターン全盛な昨今ではありますがツッコミという制止を排除してより連鎖反応を起こしてボケ続けることこそ楽しけれとぞ思うのでこういうパターンのギャグが受け入れられて欲しいよなあと。

なので奏とマルオのボケ倒しが冴えて欲しいのであります。

 お話しにつきましては由岐(吉高さん)の行動とかが話しをややこしくしてて大人しくしてればいいのにとつい思ってしまったりなんかして、どうも乗り切れない感じでありましたが。それもこれも来週一気に最終回で決着をつけんとすということらしいのでまあなるほどと思い直しました。今が不協和音等どん底であとは昇るだけということにしようとしてるのかなあと。由岐の行動は奏が狙われたということを知って我が身を差し出すつもりで自ら神野に止めて貰うよう交渉にでもしに行ったということなでしょうか。

それにしても策を巡らさず警備の警官を問答無用で黙らせて裏切り者を始末に来るというシーンはなんじゃこりゃあでしたな。大胆不敵というかなんというかびっくりでありましたルール守れよって。久方振りにドラマ観てて「想像外」を実感しました。

こりゃ由岐が止めてなんて懇願しても聞く訳ないよなと思えますわ。

こんな何するのか分からない難敵を倒すにはどうすればいいんでしょうねというのがホント想像がつきませんです。やっぱ鍵は由岐にありなんでしょうかねえ。

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JIN・仁 その10

 最終回に向けての序章というか前段という勢いでしょうか、時計の針を早めた歪みといったものが描かれてられましたが、どことなく黙々と進んだ感じがしました。もちろん登場人物達は今までの中で一番葛藤して心の揺れ幅が大きい展開でありましたんで粛々でも淡々でもないんですが。

やはり困難を潜り抜け制約を飛び越えて人を助けないと観てて燃えないんでしょうかねえ。

もちろん矢を勢いよく放つためには十分引き絞らないと強く遠くに飛ばないものですから毎日の連続した日常の中で突如劇的なことが起こるというよりもそら行くぞというインパクトは大きいものになるのでしょうけど。受け身よりも攻め手という仁先生で描かれるんでしょうかね最終回は。

とにもかくにも最終回に向けて十分引き絞られたでしょうから来週乞うご期待ということで。全ての事は最終回にありということで、この回起きたことをああたらこうたら思い巡らしてもせんなきことでげしょうなあ。

最終回は85分だそうで。半端ないすなあ。はなからこういう構想で作られてたんでしょうか。好評につきのご褒美拡大とは思えない拡大の長さですから。

 それにしてもやけにアップの多い印象がありますな。今回に限らずかもしれませんが。まあ映画じゃないんだから当然だよかもしれないですが。タイマンのお芝居ばかりならいざ知らず、何人かの人物がその場に居るのだからその場の空気感を提示する上でも二人だけの世界に埋没してくという図柄は群像劇にあらずという証でもあるんでしょうかねえ。奥行きが無い感じがして勿体無い気分がしたりなんかして。どういう想いで二人の会話を聞いてるのかとかいう立ち姿を観てもみたい欲張りなもんで。

仁(大沢さん)が橘家から出てくのを見送るシーンでの母上(麻生さん)と恭太郎(小出さん)おいてけぼりみたいな仁と咲(綾瀬さん)のアップと切り返しの連続という画柄を観ててふとそう思えました。

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不毛地帯 その9

 その豪胆米国をも怖れず。戦勝国と敗戦国の意識というものがこの時期まだ相当に存在したであろうに、たった一日で難題をまとめあぐるはその肝のすわりに驚愕するばかり。しかも知恵も磐石ときたもんだ。

威勢抜群なれど脳たりん、理屈はあってもへたれというのが出る杭にならないという意味で人間五十歩百歩的平等としてよく出来てるところなんですが。この壹岐(唐沢さん)という人はそれに当てはまらない傑物でありますな。ホント弱みを見せないお方でございます。

 里井(岸部さん)との確執の模様は、里井が反壹岐総意のお御輿として立ちはだかっているというよりもシンプルに個人対個人の里井VS壹岐という勢いに感じられるようになってきました。敵を作るもやぶさかでない壹岐の信念優先な行動から社内にも敵が多いだろうとて。それまでは社内が二つに分かれてのいざこざかなとも思って観てたんですがどうなんでせうかねえ。この光景ってのは観てて面白いかというとよく愉しみ方が分からないところです。

大門社長(原田さん)はこの回では壹岐を応援してるようですが、今後どちらかが去るまで確執が続くんでしょうか。それとも和解の道が訪れるんでしょうか。

鮫島(遠藤さん)と仕事上和解して共闘し始めたら晴天の霹靂で面白いんですけどね。子供同士は結婚したみたいだし絵空事でもなかったりなんかして。まあありえないでしょうけど。

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ギネ・産婦人科のおんなたち その9

 最終回。医は仁術、医は人海戦術そしてついには塵灰戦術ってか。一度返上して再起を目指すという終い方でありました。

に、してもこれはデジャブーかと思ってしまう程に再び手術室が大渋滞という巻でありました。後手に廻された瀬川(内田さん)の運命や如何にという展開は、以前の二の舞じゃあ洒落にもならないだろうから成功するにちまいないと思って観てはいたんですが、大分ハラハラして観てました。

全体的な印象で言うと、悪意も悪党も登場しないドラマである事は私の好みとするものでありますが、それにしてもな暗雲が幾度か柊達に襲ってきて抑圧感に満ちた印象でありました。確信犯のような苦しめようという悪意が存在しないのにこのプレッシャーってのはそれだけやばい状態に陥っているってことの証ということでせうか。

終ってみれば君島先生(松下さん)は男気をみせて教授にまで突き進み皆の希望を牽引する馬力を見せ付けてなるべくしてなった勢いがあって心地よかったところでありました。

柊先生(藤原さん)と玉木先生(上地さん)は成長記というか人として医師としての成長を愛でたということでせうか。

薄らほのかな光明が見えそうなって勢いの後味のすっきりした感じでありました。

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東京DOGS その8

 取調べ室ってBOSSで天海さん方が使われてた部屋とよく似てたなあ。単にホントにある実際の取調べ室を再現したから同じに見えるのか経費節減で使いまわしとしたのか、それともBOSSの続編ありを見据えてセットを残してあったものを眠らせとくのもなんだから使っちゃおうなのか、このドラマお得意のギャグのひとつなのか。

いづれにせよああいった無機質な部屋はどうなんでしょうねえ。あまり好きな作りではないんであります。ああいう冷たい感じの方が吐き易いもんなんでしょうかねえ。かえって心が弛まず心の壁を厚くするような気がするんですけど。

で、神野。追い詰めそうでなかなかといった感じで。まあ後3話?残ってるから後2話くらいは出し惜しみとしゃれ込むんでありましょうや。でもなんかあのお声と後姿から拝察するに「仲○ト○ル」さんっぽく映りましたがやはり気のせいでせうか。

神野って幾つだ?という疑問がずうっとあったのですが、仲○さんが演じられる年齢ということならば、由岐(吉高さん)は渋い好みということで納得いきますですな。まあ外れたらただの世迷言ですけど。

 銃撃戦だと烏合の衆が現れるみたいですけど奏(小栗さん)は人数に合わせて行動を決定してる訳で、探索突入とかのシーンではサバイバルゲームやってるような感覚で観てるんで、そういう見方してるといつのまにか行動がフリーズ&フェードアウトしてしまう衆の存在というのはどうも緊張感が削がれたりなんかして。

ところで由岐の記憶って、神野が生きているとしたら実際に起こった事とどうも一致しない気がするんですけど一体どうやって帳尻合わせてくるんでせうか。

 謎の解明というよりも心の揺れを描いた回ともいえなくもない感じで以降は「信頼」・「友情」とかいったものが主題としてより鮮明になっていくんでせうか。

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JIN・仁 その9

 まさにといった勢いの火事場の馬鹿力を発揮する仁先生の図ってな感じのそりゃあもう迫りくる火の粉も怖れぬ気迫というか根性を示した仁先生(大沢さん)でありんした。

大言壮語を普段吐かないどちらかと言えば控えめで穏やかなお人柄とお見受けしてきた訳でありましたが辰五郎大親分(中村さん)との丁々発止と自らが身の危険が迫りながらも手術に没頭する様がいつもと違った一面を垣間見たような気がする回でありました。

野風(中谷さん)の決意した想いと行動というのもこの回の重要な部分でありましたが、やっぱ辰五郎親分みたいな傑物とタメ張ってしかも気に入られるという事がインパクト強しでありました。武士である恭太郎(小出さん)ですら辰五郎親分の前では借りてきた猫状態に陥るくらいのオーラ出し捲くりという空気感なのに医者の悪口言われたことで反論しようとする仁先生は凄かったなあと。

そりゃ相手が誰なのか知らなかったという事もあったんでしょうがその場の空気を読めないお人というのもあるんでしょうかねえ周りがあんなに萎縮してたのに。手下の人に「なんだてめえ」ってつかかられそうになって辰五郎親分が「おとといきやがれ」と制した時「江戸だあ」と感嘆してたけど、いくら現代から来た時代違いというハンデはあるにしてもここでそう言うかあとこりゃ普段であっても世俗離れしてるとしか思えない気になってしまいました。

そんなお人が売り言葉に買い言葉で医者の意地(心意気)を言い張るってのは清水の舞台からという心境だったのか医者としてのプライドからだったのか。後で後悔しまくってたところから推察すると医者としてのプライドからだったんでしょうかねえ。私なんざ仕事のプライドなんざひたすら薄い限りなんでああいう状況だったらすいませんと意味もなく謝って仕舞いにしますけどね。

で、野風との一件があった後に火事が起きて土蔵での医者の意気地をみせ辰五郎親分から天晴れと認められた訳でありますが、こちらは集中力の賜物なんでしょうね。仕事でも趣味でもいいからなにか寝食忘れて没頭できるものを持つ人は幸せだと思えるんでそういう意味では仁先生は幸せな人なんだろうなと思えてきます。

それにしても今まで支えてきてくれた人が離れていく危機が毎回仁先生を襲うようです。現代では恋人未来を、江戸に舞い降りてきてからは緒方洪庵先生を亡くし今度は医術の支えの咲(綾瀬さん)を縁談で心の支えの野風を身請けでという具合。坂本龍馬(内野さん)にしたって暗殺の魔の手が迫り来つつあるみたいだし。

人に支えられてという意識が強いお人なのにそれなのに人との縁が儚いというのはせんなきことでは済まないような気がしないでもないところですな。

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不毛地帯 その8

 「お母ちゃんに謝れ」ってのは小出がではなく壹岐(唐沢さん)がという話しでしたねえ。

無論谷川(橋爪さん)の説法は得心のいくものであり悔いることなかれということで謝る事ではないのせうが、詫びなければという壹岐の思いは私でもわかります。人の死を悔いなく送れるなんてことはなかなかないことですのでせんなきことではありますな。お察し申し上げますって感じでしょうか。

なんていう冗句はさておき、会議の結果はどうなったんでせうか。はたまた千代田自動車への処遇はどうなったんでせうか。

四十九日が過ぎてから米国行きを社長(原田さん)から打診されてたという事ですからあれから大分日が過ぎたということでありますが仕事におけるその間の様子は「悲しみを忘れようとしてがむしゃらになり過ぎていないか」みたいなことを社長が言ってた事から推し量るしかないのですが何をしていたのかどうもよく分からない作りでした。

自動車に関する商売話しは米国に行っても続くということらしいので米国に向かったからといって心機一転新たな仕事の着手ということではなさそうなのですが千代田自動車はどうなるんでしょうかねえ。

里井(岸部さん)との確執はそのどちらの方針が正しいのかは私みたいな素人には分からないのであれなんですがもうあちら立てればこちら立たずという状況にまで陥っているみたいに映りました。社長にとっては両輪として共に大切な人物であり、どちらかの肩を持つとかいうことはしないみたいでやれやれな状況なんでしょうねきっと。

ナレーションの勢いだと米国行きについて「過酷」という表現を使っていて米国行くことがなんか決して美味しい話じゃないみたいな印象を受けましたけどどうなんでせうかね。

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