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「どばか」のニュアンス

遠州弁的言い回し

「どばか」

これのニュアンスを考えてみる。

「馬鹿」に「度」がつくのだからして

「馬鹿の上を行く馬鹿」といった馬鹿のレベルにおいて上級を表わすものと思われがちである。つまり相当馬鹿にしてると。

しかしながら、使い方からすると実は共通語に直せば

「おばか」

というのが近い。

「救いようのない馬鹿」というものではあるがそれは見捨てる言い方ではなく、愛嬌のあるとかどこか憎めないとかいったような親しみが籠もった言い方である。

無論「最上級の馬鹿」という意で使われる事もありはするがそれはむしろ稀で大勢は「おばか」という使われ方をする。

初めて会ったような人に(もしくは人を指して)「どばか」と発すれば喧嘩を売るようなもので、顔見知りに対して発せば「おばか」となるといえなくもないか。

ちなみに「おばかさん」のように「どばかさん」・「どばかっさ~」とかいうかと言うとそれは無い。

例文

「あれ?今日遊びい行くで残業しんじゃなかっただ?」

  (あれどうしたの?今日遊びに行くから残業はしないんじゃなかったの?)

「それがさあ、うちん連れがどばかだもんで、上手く言い訳すりゃいいのにホントの事いいやがったもんで、結局そいつ残業断れんくなっただよ。」

  (それがなあ、一緒に行く筈の奴がお馬鹿で、上手い事言い訳すればいいのにホントの事を言うもんだから結局残業断れなくなっちゃったんだ。)

「それんなんでおめえまで?自分だけいきゃよかったじゃん。」

  (それでどうして君まで残業してるの?自分だけでも行けばよかったじゃないか。)

「そうゆうわけにゃいかんら普通。」

  (そういうわけにはいかないだろう常識的に。)

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