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「だら」はむつかしい その1

遠州弁的言い回し

「だら」というのは遠州弁の代表的な言い回しであるが

初心者には使いこなしはむつかしいものである。

(間違えてその2を先にアップしてしまった)

「『悪かったの』って、それをゆうなら『ごめん』だら。」

これを訳さば「『済まなかった』じゃないだろう『すいません』だろうが」といったところか。

「えらくてやっちゃおれんで頼まれてもごめんだら」

これを訳さば「大変でやってられないので頼まれてもごめんだね」といったところ。厳密には「ごめんであろうよ」という方がニュアンスは近いか。

「明日行くっつったけど、雨だったらごめんだら」

この言い方は存在しない。「だら」ではなく「だでねえ」・「だにい」とかが使われる。

「だら」は一筋縄ではいかない言葉で、えせ遠州弁かどうかは「だら」の使い方ですぐ化けの皮が剥がれるほどに。

「だら」は一応「だろ」とすれば大抵はまると説明できるというのはあくまで初級編である。

「だろ」では言葉足らず(不足)なところがあり、超大雑把に分類すれば「であろうよ」と「であろうが」の二つになるわけで、疑問調としたら「であるのだろ?」・単純に「だろ?」・「じゃないのか?」とかとなる。

これに「あ」を足しての「だらあ」となるともっと複雑になる。「だあら」という言い方は無い。

ちなみに「だ」+「ら」であって「だら」というひとつの言葉では無いと個人的には思っている。

蛇足だが、「あほんだら」の「だら」は遠州弁の「だら」では当然無い。「あほんだら」自体遠州ではあまり使われず「ばかっつら」がよく使われる。

「あんたゆっただら?自分でやるって。」

  (自分で言ったのでしょ?自分でやるって。)

この場合は自分が言った。問い詰めてる勢いである。

「あんたゆっただら。自分でやるって。」

  (あなた言ったんでしょう。自分でやるって。)

この場合は誰かに言った。叱責してる勢いである。

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