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遠州弁高座 その7

遠州弁でお遊び

今回は年齢お高めな言い回しをあえてというとこがポイント

問題、次の文章を遠州弁に直せ

「なんとなく最近目が悪くなってきたし腰の具合もよくなくて、もう歳かなあ。」

「高校生のセリフじゃないだろ。」

答え

「なんだかしらんが最近目えちょんになってえ、腰もおやいててだもんで、はあ歳だかいやあ。」

「高校生ゆうこんじゃ ありもしん。」

ちなみに年寄り臭くではない場合

「なんかしらんけど最近目え悪くなってきてさあ、腰もよかなくて、はあ歳だかいやあ。」

「高校生のセリフじゃねえら。」

とかになろうか。

蛇足 (今回は年寄り臭く蛇足も長め)

「なんとなく」→「なんだかしらんが」。正しい置き換えではないのだが勢いとしてはこれでしっくりくるので。

「目が」→「目え」。「え」は長音で「が」は省略したというものか、「が」が「え」に変化したものかは定かではない。

「悪くなって」→「ちょんになって」。「きりんいいでちょんにしまい」(きりがいいのでお仕舞いにしよう)という「仕舞い・終い」という意味の「ちょん」であるが、ここでの「ちょん」は別物かどうかは不明だが特殊な使い方で目が悪い・弱いというもので「目」専用と思われる。なので「腰がちょん」とか「ひざがちょん」とかいう言い方は聞いた事は無い。

注意点としてこの特殊な使い方での「ちょん」は「100姓」とかと同様自身のことを指すには無問題だが他人のことを指すと問題だらけという言葉。

「おめえ目えちょんだか?」(あんた目が悪いのかい)

などとは決して言ってはならない。

「腰の具合もよくなくて」→「腰もおやいてて」。細かい事を言えば「悪くしてる・壊してる」で「おやしてる」、「悪くした・壊した」が「おやいた」、「壊す」で「おやす」ということになる。「よくない」を直に変換すると「よかない」となる。

「もう」→「はあ」。遠州弁のお約束。

「歳かなあ」→「歳だかいやあ」。「歳かな」で「歳だかいや」。この場合の「だ」は「だ」=「なの」であり、「歳だかいやあ」は細かく言うと「歳なのかなあ」ということになる。

従って厳密には「歳かなあ」は「歳かいやあ」となるものであるが、実際の使い方からすると「だかいやあ」なら「いやまだまだ」とか言えるが「かいやあ」を使われると「お大事に」くらいマジに受け止めざるを得ない空気になるので。

「~じゃないだろ」→「ありもしん」。「ない」を「ありはしない」と言うのが遠州弁。「そんなことはない」だと「そんなことありゃあせん」とかいった風に。

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