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やれ

遠州弁的言い回し(番外的)

例えば「行きやれ」

とかの「やれ」

なんかどっかで聞いた事あるよなあという程度のもので日常的とは言い難いのだが。

なのでこれが遠州弁(遠州でも使われてる言葉)かどうかは非常に疑わしいがなんか耳にした記憶があったので一応記載。

普段使われるものではない(というか遠州で使われてるのかも怪しい)のだが、「やれ」。

「あれをやれ、これをやれ」とかいうやりなさいという意の「やれ」ではない。

「そうしやれ」とか「行きやれ」・「見てきやれ」

訳すと「そうしなさいな」・「行きなさいな」・「見ていきなさいな」とかいった感じとなろうか。

穏やかな印象を与えるもので、軽めの命令というか指示してる言い方と映る。

上が下に向かって発するもので、下が上に発すると不遜な勢いになる。

実用としては、じじばばが孫とかに向かって発するとかいったもの。

モロ(確実な)遠州弁ということであれば「そうしない」・「行きない」・「見てきない」とかになる。

古語かなにかなのかなと思って古語辞典見たけど記載はなかった。

近い所に

「やる」助動詞。尊敬の意を表す動詞「ある」の転。①尊敬の意を表す。・・・なさる。例文「そなたは末広というふものをお見知りやったか」②丁寧の意を表す。・・・ます。・・・です。例文「寒い寒いというて泣きやります」

というのがあった。②の丁寧という意は似てるかなと映る。

でも「お見知りやったか」は遠州弁的には「お見知りやいたか」とかになるもので「やれ」ではないよな。「泣きやります」にしたって(丁寧ではないが)「泣きよります」とかだろうからして。

「やる」の命令形なのかなと勘繰れなくもないが、まあとにかくお墨付きの(明確に辞書に載ってる)古語というものではなさそうに思える。

話しは飛ぶが、同じ言葉なのかどうか今は使われていないので分からないのであるが

「なんのやぁれ」(どういたしまして)

とは何か関連があるんだろうか。でもこれ命令でも指示でもないもんな。

ニュアンスとしては穏やかな印象を与える点は共通していそう。

どれにも共通しているのは「やれ」を使うと丁寧になるということは言えそうである。

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