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はああんたいい加減にしなよぅ

遠州弁的言い回し

「はああんたいい加減にしなよぅ」

レベル 日常茶飯事レベル

「はああんたいい加減にしなよぅ。」

この文章で遠州弁らしい点を列挙すると

*「はあ」。溜息では無く「もう」と言っている。

*「あんた」。「あなた」というよりも「あのねえ」という意で用いられている。これを使う事によってタメ視線ではなく上からというのを伝えてる。つまり「話しを聞け」と指示してる勢いが増すものである。

*「いい加減に」。その辺にしとけという勢いではなくいつまで増長してるんだといったくぎを刺す勢いのものである。我慢にも程があるとか大人しくしてりゃつけあがってとかいった勢いである。まあこれについては共通語の範囲内であろうかな。

*「しなよぅ」。「しなよ」・「しなよっ」ではなく「よを」(実際に発音では「よぅ」となってる)を使っていること。こう発する事の効能は突き放し感を削ぐ目的と感じられる。「いい加減にしない」だと忠告、「いい加減にしなよ」は制止、「いい加減にしなよっ」は注意。

「しなよぅ」は次は怒るからねみたいな警告といった勢いであろうか。もっともこの時点でそこそこ怒ってるのであるが、それでも一応抑えてて爆ぜる寸前といったところであろう。

蛇足だが「ねえ」を加えての「はああんたねえいい加減にしなよぅ」とするとそのニュアンスは堪忍袋の緒が切れてる(つまりもう怒ってる)といったものになる。

「はあ」を削って「あんたねえいい加減にしなよぅ」は左程ニュアンスは変わらない。若干怒り度が増す勢いにはなろうか。

「あんた」を削って「はあいい加減にしなよぅ」だと共通語の「いつまでやってんだ」に近い感じになる。

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