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あれ 

遠州弁的言い回し

「行くだあれ」・「行くさあれ」

という使い方の「あれ」

別に遠州独特ということもなかろうが、よく使われるので記載。

「そりゃお金は欲しいさあれ。でも貰うわけにゃあゆかんだわ。」

「そりゃあお金は欲しいだあれ。くれるなら喜んで貰うにい。」

とかいった使い方の「あれ」。

「さあれ」・「だあれ」でひとつの言葉なのか、それか「さあ」+「れ」・「だあ」+「れ」なのかもしれないが。

あれこれそれの「あれ」ではなく

あれ松虫が鳴いているの「あれ」でもない。

結論がなんであれの「あれ」でもない。

最初の例文を訳すと「お金は欲しいに決まってるさ」とかいったものなろうか。

~であるというのを大層強調した言い回しといえばいいのだろうか。

あくまで勘繰りであるが

「だあれ」だと「~というものである」といった世の道理みたいなものに使われ

「さあれ」の方は「~と思うものである」といった当然だという意識・感情みたいなものに使われるであろうか。と邪推される。

まあとにかく説明するのがややこしい言葉である。ニュアンスとしては「当たり前だろ」という勢いが強くつくことは確かであろう。どこの地方の言い回しかは定かではないが(遠州弁では無い)「だわさ」というのに近いであろうか。

「おめえが行くだあれ。」だと「お前が行かなきゃ駄目だろ。」といった感じになる。

「おめえが行くさあれ。」だと「お前が行くのは当然だろ。」と強引に訳せなくもないが「お前が行くに決まってる。」とする方がしっくりはこようか。

「だあれ」よりも「さあれ」を使った方が強要度が強い感じがする。「だあれ」は世の習いというか一般的にはという論法で責められるもので、「さあれ」は理屈とかじゃなく言い手の強い意思によるものという感じがしてくる。理屈で言われたらなんらかの屁理屈つけて応じるという避け方が講じられるが感情で責めて来られたらなかなかに避けられないものである。

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