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ないらねえ

遠州弁的言い回し

「ないらねえ」

共通語に直せば「ないだろねえ」

「あんたやる気じゃないらねえ。」(あんたやるつもりじゃないでしょうねえ)

と、まさかとは思うがといったニュアンスが加味されるもので

事前に制止する意図で発するものであったり

「あんた見たじゃないらねえ。」(あんたよもや見たとかじゃないでしょうね。)

といった「よもや」・「まさか」といった意味合いで発せられたりするものである。

「ら」で「だろう」という意味を表わしているということになる。

これが「だら」でも同じ意味・ニュアンスのものとなる。

この「ないらねえ」=「ないだらねえ」という点は珍しいパターンかもしれない。

普通は「ら」と「だら」ではそのニュアンスが異なるものだが「ないらねえ」の場合はニュアンスの違いは感じられないという特異なものである。

例えば

「行くら」は「行くでしょ」

「行くだら」は「行くんじゃないの?」

といった具合で、普通は「ら」と「だら」ではニュアンスは異なるものである。

「ねえ」が後ろにつくと

「行くらねえ」で「行くでしょうねえ」

「行くだらねえ」で「行くんだろうねえ」

というように、「だ」は意思を表す(確認してる)ものと読めるし、念を押してる勢いも付く。

「らねえ」は意思はともかく結果として行かなきゃ駄目と言ってるものであり

「だらねえ」は結果はともかく行く意思はあるんだろうなと問うているものである。

で、戻って「ないらねえ」・「ないだらねえ」の場合

「行くじゃないらねえ」は「行くんじゃないでしょうねえ」

「行くじゃないだらねえ」も「行くんじゃないでしょうねえ」

で違わないのである。まあ厳密に突き詰めていけば違いはあるのだろうが、実用に於いてはどっちを発しても違いは感じ取れないものである。

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