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「やらなし」と「やりなし」

遠州弁的言い回し

「やらなし」と「やりなし」

さてこれはどう違うのか。

例えば

「宿題やらなしどこ行く気だあ。」共通語に直すと「宿題やらないでどこに行くつもりなんだ。」

「宿題やりなしどこ行く気だあ。」共通語に直すと「宿題やらずにどこ行くつもりなんだ。」

これだとあまり違いは無い風に感じられる。

では、言い方を代えて「はかなし」と「はきなし」。例えば

「靴下はかなしいる」だと「はく意思が無いからはいていない」というもので

「靴下はきなしいる」だと「はく意思云々では無く何らかの理由ではいていない」というものとなる。

で、最初に戻って講釈かませば

「やらなし」の方はやる気が無いと聞こえるもので

「やりなし」は宿題やるより大切な用事ってのは何なんだ?と問うている風に聞こえる。

そういった違いがこねくり出せそうである。

他に例を挙げると

「靴下はきなしいるもんで寒いだよ。」これは自業自得だと言っている。

「靴下はかなしいるもんで寒いだよ。」これも自業自得という意味合いで使われることもあるが、それ以外に、寒い理由(原因)を言っていて、はいたらどうなの?と進言しているという意味での使い方もある。

「買わなし何して来たよを。」買わなかったって、何しに行ったんだ?と目的が違うじゃないか(目的が分からん)と突っ込んでる感じになる。

「買いなし何して来たよを。」買わずになにをしてたんだ?とどういう邪魔(障害)があったんだ?という感じになる。

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