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せんぼ その2

遠州弁せ行

「せんぼ」

まあ遠州固有というものでは決してないだろうが、使い方がもしかしたら独特な部分もあろうかと思って。

「とおせんぼ」となれば共通語。

「蓋でせんぼする」となれば方言っぽくなる。

「とおせんぼ」は「行く手を阻む」といった邪魔をするという意であろう。

「蓋でせんぼ」は「ふたをする」といった遮断するという意。

どちらも往来を断つ・遮る(さえぎる)ということで同じであろうが「とおせんぼ」は共通語だが「ふたでせんぼ」だと方言と思われかねない。まあおそらくは古い言い方ということなんだろうかな。

辞書ひくと

「とおせんぼ」は「通せん坊」とある。「せんぼ」では記載無し。

ネット辞書には「せんぼ」も「とおせんぼ」も記載無し。

憶測だが、「せんぼ」も漢字にすると「せん坊」となるのであろうか。なんか同意できない感じがする。「せん」は「栓」であろうことは間違いなかろうが。

ちなみに「蓋」の場合「せんぼする」以外に「きせる」という言い方をしたりもするがこの違いは

「せんぼ」は「穴をせんぼする」で「穴を塞ぐ」といったように「断つ」という処置という勢いが強い。

「きせる」は「閉める」という元あった状態に戻すというか「開閉」の「閉」という勢い。

本来有る蓋で「ふたをする」のなら「きせる」

本来無いものに代用とかで「ふたをする」のが「せんぼする」

といった使い分けが考えられる。なので蓋と言ってはいても「せんぼ」の場合には何か他の物を栓と見做しているという事が有り得る。

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