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「どついてん」と「ばかついてん」

遠州弁的言い回し

「ついてん」に「ど」と「ばか」をつけるとどういうニュアンスになるか見当つけてみる。

「ついてない」の「ない」が「ん」に変わっての「ついてん」というものに、「とても」とかいう意の「ど」や「ばか」が付いたものであるが、

「どついてん」は「最悪だ」と言っている。決して関西風の「どつく」(叩く)という意での「どついてんねん」(どついたんだ)とかいうものの遠州弁バージョンではない。

「ばかついてん」は「運が無い」・「運が悪い」と言ってる。

「どついてん」だとちくしょうとかいった腹立たしい気分が窺われる。まだ強気ともいえようか。

「ばかついてん」にはあ~あとかいった嘆きな気分が感じられる。弱気になってるといえなくもない。

感情的に昂ぶっている場合には「どついてん」で落ち込み気味な場合には「ばかついてん」を使うという使い分けがあるのかもしれない。

これが「えらいついてん」とか「がんこついてん」だと冷静というか感情的な部分は含まれない感じがする。

この「ど」と「ばか」のニュアンスの違いが他の言葉に付いた際でも同様かというとそう言い切れるものではない。

例えば「ど痛い」と「ばか痛い」だと強気も弱気もないしどっちがより痛いのかははっきりこっちだと言い切れない。

「ついてん」につく場合に於いてはニュアンスの違いが結構鮮明に表れる珍しい例だと言えるのかもしれない。

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