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すけない その2

遠州弁す行

「すけない」

説明の補足。

「少ない」と言っている。

「すけなくともあんたよりか進んでると思うやあ。」

  (ちょっと言わせてもらうが、あなたよりも進んでいると思うけど。)

「なんかばかすけない風にめえるだけど。」

  (なんとなくとても少ないように見えるんだけど。)

単純に「く」が「け」に変化したというものであるが、多少なりとも「すくない」と「すけない」はニュアンスの使い分けがなされているように感じられる。

「すけない」を使うと不服・不満といった勢いがつく。

なので「すけない投資でがんこ儲ける。」という言い方は普通はせず「すくない投資でがんこ儲ける。」というのが普通である。

「すけない投資してるんもんで儲からんだよ。」なら投資額に不服という勢いが付くので有りである。そういう意味では「みみっちい」と訳しても違和感がなさそうに思える「すけない」である。

最初に挙げた例文「すけなくともあんたよりか進んでると思うやあ。」の場合「みみっちい」とすると繋がらない。「すくなくとも」だと「控えめにみても」とかいったものになるが「すけなくとも」だと「言ってはなんだが」という軽めな物言いをつけるといった勢いが追加される感じになる。

要するに反論・異論を唱えたいような際に「すけない」を使う傾向が強いと勘繰れる。

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