« マドロス | トップページ | 「ばっか」と「ばっかり」 »

おとましい その3

遠州弁お行

「おとましい」

の補足説明。

「おとましい」を以前、意味使いが二種類存在していて「痛ましい」(いたましい)と「疎ましい」(うとましい)という意味で使われていると説明した。

で最近、そういえば「痛ましい」という意味で使われる「おとましい」は「痛ましい」というよりもむしろ「いたわしい」の方が近いのかもと思い始めたのでちょっと勘繰ってみる。

普通は「おいたわしい」と「お」を付けて言う事が多い「いたわしい」。

漢字で書くと「労しい」。

辞書には{形容詞}そんなにまで苦労をしている状態を見たり聞いたりして、同情に堪えない感じだ。とある。

ちなみに「痛ましい」は{形容詞}かわいそうで、見て(聞いて)いて胸がしめつけられるようだ。とある。

「痛ましい事故」とかいう使い方にあるように「痛ましい」ではちょっと「おとましい」のニュアンスより悲痛度が強過ぎで、「いたましい」=「おとましい」というのはどうなんだろうというざらつきがあったのだが。

ちなみに「おとましい事故」とすると運が無かったんだなあとかいったなんとかならんかったのかという気分になるものである。ある意味自分がその立場だったらと自分に置き換えてる意識が強い感じになるのが「おとましい」。

どちらかといえば辞書にある「労しい」のニュアンスの方が「おとましい」により近い感じがするところである。

ただ変化として「わしい」が「ましい」に変わるというのはいくらなんでも飛躍しすぎであると思えるところ。あくまでニュアンスがということにとどまるものである。

|
|

« マドロス | トップページ | 「ばっか」と「ばっかり」 »

1-2・遠州弁お行」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/211000/55262015

この記事へのトラックバック一覧です: おとましい その3:

« マドロス | トップページ | 「ばっか」と「ばっかり」 »