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ためはる

遠州弁た行

「ためはる」

ネットで調べると俗語の範疇で、不良が発する「同等・対等を誇示する」といった意味と説明されていた。

「タメ」で「同世代」というのが遠州弁から生まれた俗語というものであるならば

この「ためはる」(タメ張る)というのも遠州弁から発生した言い回しと勘繰れなくもないところ。

ちなみに俗語辞典なるサイトの説明では、「ため」は博打用語でそれが昭和の頃に不良を起点として若者用語として広がり今に至るみたいな説明がなされていた。

遠州弁の「ため」と共通語の「ため」は意味使いもイントネーションも異なるもので似て非ざるものと言えなくもないが、でもやっぱ同じだろうかな言葉としては。

で、不良用語の「ためはる」というと「はる」は「張り合う」といった「同等・対等だぞとつっかかってくる(強く主張してくる)」といった誇示している勢いを感じるものであるが

遠州弁の「ためはる」は「同等・対等といっても過言ではない」または「どっこいどっこい」とか「負けず劣らず」とかいった風な勢いのものであってツッパリ感は無い。

意味合いとしては別物の言葉という感じが湧くものである。

「あんたねえ、ほんと おっとさとためはるくらいの口の悪さだやあ。ホント親子だわあ。」

訳さば「ほんとにもう、まったくもって親父と同じくらいの口の悪さだねえ。ホント親子だよなあ。」といったものになる。

同じ「同等・対等」でも不良語の「ためはる」は自らがそうなるようにしむけているのに対して遠州弁の「ためはる」は単にそう映るという自らの意図とは関係のない評価・判断として使われるという違いがある風に思える。

不良語で「ためはった」結果「確かに」と肯定されれば本人「よっしゃあ」であろうが、遠州弁で「ためはった」と言われても必ずしも喜ばしい事とは限らない(自慢にならない)ものである。

このような微妙な違いが存在すると思える。まあ微妙というよりか大分違うが。

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