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「とんじゃかない」は「心配ない」ではない

遠州弁的言い回し

とんじゃかないの説明。その2か3くらい。

「とんじゃかない」は「とんじゃくはない」で漢字で表わすと「頓着は無い」というものである。

つまり「頓着しない」・「こだわらない」・「気にしない」という意であって

「心配ない」・「問題ない」などといった何事かを保障するものではない。

「どうってことない」という意でも使われるが確たる根拠がある風ではない。

そして「心配ない」はそういう事は無いと言い切ってるものであり「とんじゃかない」はそういう事があってもどうってことないというものである。

「火が点いても心配ない」だと火が点いても安全だ(問題ない)といったもので

「火い点いてもとんじゃかない」は火が点いたって知るもんか(こっちの知ったこっちゃない)という無責任さが感じられるものである。

相手を安心させるに於いては「とんじゃかない」は向かない。どちらかといえば自分の都合を述べているものである。

なお、「無頓着」は他人の様を指すものであって自分の意を表すものではないが「とんじゃかない」は自分の意を表す使い方もするものであるので「無頓着」=「とんじゃかない」とは言い切れない。

蛇足だが「飛んじゃかない」といった解釈と、もししたら・・・って、それには無理がある。

ニュアンス的には「ぶっ飛んではいない」(無謀では無い)と取れなくもないということらしいのだが。

まず言い方として、「飛んじゃない」でないと意味が通らない。それでもなお強引に直訳すると「飛んでいくはない」ということになる。だがこの意だと「飛んできゃしん」と普通はなる。要するにこういう言い方は存在しない。

次に意味的に、「ぶっ飛んでいない」は普通「ぶっ飛んじゃいん」と言うものであり、「とぶ」は遠州弁に於いては急ぐという意味使いはしたりするが奇想天外という意味使いはしない。

よって、「とんじゃかない」=「飛んじゃかない」というのは説得力が薄いと思えるところである。決して否定はしないが賛同はできかねる解釈である。

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