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てめえでしらべよやあ

遠州弁的言い回し

「てめえでしらべよやあ」

共通語に直すと「自分で調べなさいよ」ということになる。

「てめえ」は「手前」の変で「おめえ」・「お前」とおんなじ傾向のぞんざいな表現ではあろうが遠州弁においては他所の人が思うほどにきつい表現ではない。

もちろん「てめえがしらべよやあ」となると「お前が調べろ」ときつい突き放した言い方になるものではある。「てめえでしらべよやあ」は「それくらい自分で調べなさいよ。」といったまったくもうという勢いである。

「しらべよ」という「よ」を駆使する言い方は古い日本語チックな香り漂うが遠州では現役な表現である。

「やあ」については「~しろよな」とった勢いで「それくらい自分で調べろよな。」という訳し方でも違和感はない。

共通語的感覚からしたら「てめえ」・「よ」・「やあ」とどれをとってもきつい言い方の言葉で成っている風で喧嘩売ってるように聞こえるやもであるが、実際はなんということもない普通の表現である。

ニュアンスでいうと「おいおい」とか「まったくもう」などといったものである。

繰り返しになるが「てめえがしらべよやあ」だと突き放した感じになる。

「よ」を「ろ」に替えての「てめえでしらべろやあ」でも同様に突き放した感じとなる。

「てめえでしらべよやあ」だけがこうした突き放した感は希薄であるからあら不思議。(あくまで希薄であって皆無ではないのであしからず。)

こう言われて気を悪くしてはいけないのである。

ちなみにこれは男表現で女性表現だと「自分で調べなよ」とかな言い方となろうか。あまり方言性が出ない。

「それぐらい自分で調べなよ。」というのは「それっぱかてめえで調べよやあ。」となる。

脱線するが「する」+「よやあ」=「せよやあ」もしくは「しよやあ」・「見る」+「よやあ」=「みよやあ」もしくは「みおやあ」といった風になる。訳は「しろよな」・「見ろよな」といった感じ。

「よやあ」は「よ」+「やあ」か「よや」の語尾長音化かのどっちかではなかろうかと勘繰れる次第だがとりあえずは「よ」+「やあ」ではなかろうかとした。

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