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おんなし

遠州弁お行

「おんなし」

まあ方言というより全国的な俗語表現であろうが。遠州でも使うよという事で記載。

同じ音で思い浮かぶ限りでは二種類

ひとつは「同じ」→「おんなじ」→「おんなし」

いまひとつは「居んなし」意味は「居ないで」(いないで)。「あんたおんなしなにやってたよを。」(あなたねえ。此処に居ないで一体何やってたんだよ。)。ニュアンスは変わるが「居りなし」・「居らなし」という言い方もよく使わる。

で、ここで挙げるのは「同じ」の意の「おんなし」。

「色が同じだね。」

という共通語を遠州弁にすると「おんなじ」と「おんなし」とでニュアンスに違いが出てくる。

「色んおんなじだね。」

ニュアンス的には被ってる・重複してる・同一であるとかいう使い方にはこの「おんなじ」を使う事が多い。感情的にはどこかしら醒めてるというか冷静な勢いが感じられる。つまり特に感情は籠もっていない勢い。

「色がおんなしだね。」

おんなしを使うときには「が」が「ん」にはならない事が多い。ニュアンスとしてはお揃いとか揃ってるとかいう感じで何かしらの感情が籠もる勢いが増す。同じでがっかりといった残念感という事でも使われ、同じだよと嬉ばしい感という事でも使われで良い意味でも悪い意味ででも使われる。

どちらかといえば若年層が発するに違和感がなく高年齢層が発するには気が引けるというのが「おんなし」。だからといって若者言葉という程の制約(限定)のあるものではなかろうと思える。

例文

「やあ、あいつとおんなしやあ。」

  (うわあ、あいつと同じだよ。)

「なにがあ。」

  (何がだよ。)

「服。見事に被ってんの。」

  (服。ものの見事に被ってやがんの。)

「そうけえ。太ってる分柄ん変形してるだかで、おんなじにゃあめえんにい。」

  (そうかあ?太ってて柄が変形してるのか同じには見えないけどなあ。)

「うっさいなあ。」

  (うるさいなあ。)

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