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あらすか その2くらい

遠州弁あ行

「あらすか」

北米の地名ではない。

「あらすか」。

例「そんなことあらすか」。訳さば「そんなことはない」。くだけて訳さば「冗談じゃない」。よりぐでぐでの遠州弁にすると「ふんだだこたあ あらすかあ」とかになる。

「ない」と言えばいいものを「あるを無し」という言い方するのが遠州弁っぽい。例えばで「見たこんない」(見た事無い)の「無い」を強調する言い方であろうな「みたこんあらすか」は。

この「あらすか」、共通語に直すにおいて「ありはしない」とするのが無難なのだが

変形?の成り立ち的には古い言い回しの「あらずや」の変と勘繰った方がなんかしっくりくる。勿論勘繰りであって正しいかどうかは定かではない。

もっとも「あらすかや」という言い方も存在しているので「あらすか」=「あらず」という勘繰りの方が妥当ではあろうが。

下衆の勘繰りはともかく、まっとうに考えれば「するか」の短縮形が「すか」というのが一番納得するところである。もっともこれも正しいかどうかは定かではない。

こういった言い回しは「あるをなし」とかに限ったものではなく「するをしない」での「せすかや」、「見るをしない」での「見すかや」など種々ある。

「すか」が「するか」の短縮形という考え方で訳せば「見すかや」だと「見るなんてするかよ」といった感じになる。

とにかく味噌は「すか」ということになろうが。

ややこしいとこでは「見すか」だと「見ようか」という意の「すか」もあるというのがややこしい。片や「~しようか」でこなた「~はしない」という意味使い。

「わし見すか」(私が見ようか)と「絶対見すか」(絶対見はしない)

他には「やらすか」で

「あいつにやらすか」(あいつにやらせるか)と「あいつんやらすか」(あいつがやる訳がない)

とまあ文字で表わすとややこしい。

違いはイントネーションの使い分け。超微妙過ぎて言葉で説明は出来ないが聞けば解かるという代物。

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