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「ちんぷり」の使い方

遠州弁ち行

「ちんぷり」の使い方

レベル 一部地域において日常茶飯事レベル

「ちんぷりかく」で「すねる」・「ふてくされる」・「へそを曲げる」・「露骨に不快・不服感を表わす」とかいう意味。まあ、基本は子供がとる態度であって大の大人の行動を指すものではない。もし使えば「子供じみた」というニュアンスが加算されるものである。

この「ちんぷり」についての使い方の注意点

まずひとつめは

「ちんぷり」(chinpuri)と「ちんぶり」(chinburi)の二種類が存在する。意味的に違いは無く地域によってどちらかを使っているというものであろう。遠州のみならず駿河や甲州とかでも使う表現だそうな。

わたしが棲息してる地域に於いては老いも若きも「ちんぷり」(pu)を使っている。なので「ちんぶり」(bu)を使われると違和感を覚える。つまり同じ遠州であっても他所から来た人だと知れることになる。逆もあろうな。

ふたつめは

「ちんぷりかく」・「ちんぷりかある」(または「かえる」)という言い方をして、それ以外の言い回しは存在しないということ。

「ちんぷりする」とか「ちんぷりこく・こいた」とかは言わない。

「ちんぷり」だけでは使わないし「ちんぷら」・「ちんぷる」・「ちんぷれ」とかいう変化もしない。「ちんぷりかく」か「ちんぷりかある」(かえる)である。(甲州かどっかでは「おちんぶり」とかいう使い方をするそうだが遠州ではしない。)

「ちんぷりかく」は「すねる」

「ちんぷりかある」(または「かえる」)は「すねまくる」

(注として「かく」の変化で「かいた」とか「かかす」・「かき」・「かけ」とかは使うことは日常ではまず無いが有り得そう。「こく」とか「こき」・「こいた」とかは使わない。)

以下は余談となるが

程度としては同じようなものに「ぶすくれる」・「はすとんがらす」とかがあるが

程度の軽さで並べると異論もあろうかもだが

「ちんぷりかく」<「はすとんがらす」<「ぶすくれる」

といった具合になる。

共通語に直すとあまり的確ではないが「すねる・むっとする」<「むかっとする」<「むかつく・苛つく」といった感じになろうか。

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