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「おらん」と「おらない」

遠州弁的言い回し

「おらん」と「おらない」のニュアンスの違い

些細な違いではあるが「おらん」と「おらない」は微妙にニュアンスが違うし使い分けみたいなものがる。

「おらん」はいるべきところなのにいないという勢い。

「おらない」は単にいないという勢い。

「探いたがどこにもおらん。」というと居る筈なのにという勢いで探してみたがという感じ。目当て(見当つけて)探したがという勢いでもあろうか。

「探いたがどこにもおらない。」だと必ずしもここにいなければならないということでもないがといった勢いを感じる。一通り探したがという勢い。

「なんでおらんだあ。」となればいなければいけない(ならない)のにどうしていないんだと憤慨してる。

「なんでおらないだあ。」だとどうしていない(配置してない)のかといない理由を問うている(詰問してる)感じに聞こえる。

「おらん」の「ん」は「ない」の音便化したもので「おらん」と「おらない」は本来は同じものな筈だが、実用でのニュアンスからするとこういった違いが感じられたりもする。

ちなみにこれを「いない」・「いん」に置き換えると、例として「どうしていないんだよ。」で。

「なんでいんだあ。」でいない奴に怒ってるというよりも話してる相手に説明を求めてる勢いが強くなる。説明というより追及という事の方が多いが。それといない奴に向かって発してるほぼ独り言のような使い方もよくする。

「あのばかっつら。なんでいんだあ。見つけたら説教してやる。」とかいった感じ。「いんだあ」は「おらんだあ」の語調を強くした感じともいえそうだ。「いん」を使うと大抵はムッとしてる感情だと聞こえる。

「なんでいないだあ。」で自分が納得出来る答えを求めてる勢いが強くなる。感情的には怒ってるというよりも嫌になっちゃうとかいった悲観に近い時に使われることが多々ある。

「やあなんだやあ。なんでいないだあ。困るじゃん。」

といった「いん」と「いない」の使いどころの違いであるが、必ずこういう勢いになるというものではないがあえて違いを探すとこうなるというもので決め事とかいうものではない。

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