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しょんばい その2

遠州弁し行

「しょんばい」

レベル 日常茶飯事レベル

「塩辛い」の言い方は遠州では「しょっぱい」・「からい」・「しょっからい」、そして遠州弁では「しょんばい」というのがある。

それぞれニュアンスというか使いどころが微妙に異なるという使い分けをしているともいえるものである。

「しょっぱい」と「からい」についてはその違いが微妙すぎて説明するのに骨が折れるところであるが個人差があってその基準は曖昧だが「よりしょっぱい」のを「からい」とする人が多い。

「しょんばい」は今まさにしょっぱいと感じてる様を表わしている事が多い。これは「しょんばかった」といった過去に於いての場合でも「あの時の塩辛さが蘇ってくるようだ。」という勢いがつくものである。

つまり「ばかしょんばかった。」と言う方が強烈な印象を与えるもので「ばかしょっぱかった。」・「ばかからかった。」などというより本当に塩辛くて閉口したと訴えてる勢いが増すものである。

蛇足だが、これに対抗するなら「どんがらかった」くらい言わないとであるがこれだとぴりりと「辛い」という風にとられる事が多いので塩辛い時には言わないものである。

「どしょんばくてしょんない。」だと「塩辛くてもう手の施しよう(味の調えよう)がない。」と言っている。その点「しょっぱい」や「からい」だと水で薄めるなり砂糖足すなりなんとか修正が効きそうな範囲と聞こえるものである。

「ど」+「しょんばい」だとそういう勢いであるが、「しょんばい」の場合は「しょっぱい」や「からい」とそう対して変わらないものである。従って「しょっぱい」と「からい」との違いみたいな塩辛さの強度の違いを表現するものでなく「嫌になっちゃう」といった感情が付加される言い回しなのである。

海水を舐めて「からい」と言う人はあまりいなくて大抵は「しょっぱい」・「しょんばい」・「しょっからい」とかを使う。

例文

「やっ、この味噌汁どしょんばいじゃん。どうゆう作り方すりゃこうなるでえ。」

「嫌ならやめな。あんたはそうやってゴミを増やすだで。」

  (嫌なら飲まなければいいでしょ。まったくもう、エコが叫ばれる時代なのにそうやってゴミを増やすんだからしょうがない。)

「そうはゆうがなあ、資源の無駄使いをしてるなあおめえじゃんかあ。」

  (そんなこと言うけどなあ、せっかくの材料を食べれなくしてるのはお前のせいだろうに。)

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