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うれしいだけどやあ その2

遠州弁的言い回し

「うれしいだけどやあ」

レベル 日常茶飯事レベル

「うれしいだけどやあ」。

訳すと「有り難いんだけど」。直訳すれば「嬉しいだけどよう」であるがニュアンスでいえば「嬉しいんだけどなあ」といった感じになる。「嬉しいんだけれどもねえ」とかな有り難迷惑・裏があるんじゃないのかと疑うなどという意味使いでは殆どつかわれない(そういう場合は「うれしいだけどさあ」となる)

遠州弁的には「有り難い」はニュアンス的には「うれしい」というよりも「儲けた」といったこっちにとって都合がいいという勢いが全面に出るもので(「ありがとう」はもちろん感謝であるが)

「うれしい」は「感謝する」・「助かる」というニュアンスのものという違いが出る。

もっともそれは言葉の綾であって

「そうしてくれるとうれしいだけどやあ。」

この場合は「そうしてくれるとありがたいのだが。」と表面上は願望を言ってる(顔色をうかがっている)のだがニュアンス(真意)としては暗に「そうしてくれよ」と指示してる。というように露骨を覆い隠す効能で使われたりもするものである。

露骨度を少し足したいのなら

「そうしてくれるとうれしいよを。」もしくは「そうしてくれるとうれしいだけどねえ。」

素直に願望を全面に出すなら

「そうしてくれるとうれしだけえが」・「そうしてくれるとうれしいだん」もしくは「うれしいだあ」

「うれしいだけどやあ」は一応表面上は伺いを立てている形になっているので言われた方としては「ホント厚かましい」と思えても面と向かって嫌な顔も出来ない微妙な言い回しである。

「そうしてくれるとうれしいだけどねえ。」とか「そうしてくれるとうれしだけえが」だと

「いやいやあ、なんで私しんとかんよを。」とかきっぱり反論出来るけど

「そうしてくれるとうれしいだけどやあ。」だと「しょんねえなあ」とかで嫌々ながらも引き受けざるを得ないか「悪いだけえが云々」とか断る理由を明確に提示しなければならない。

かように結構強制力(断りにくさ)があるものだけに、多用すると人として厚かましい奴として嫌われるので注意が必要である。

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