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お好み焼き

遠州地域ネタ

お好み焼きの記憶

昭和の頃という個人的な昔話し

お好み焼きの具として黄いない「たくあん」細かく切ったの入れるのは浜松独特らしい。

ところで紅生姜入れて(後乗せではない)焼く(それとも過去形で焼いてた)というのは浜松独特なのか?

以下は個人の記憶によるものである事を先に述べておきます。よって浜松すべてがこうだったというものではありませんのであしからず。

他の具には「キャベツ」それと「いか」が微量ながら入ってたりなんかして。

お好み焼きは駄菓子屋で食うものであった。

学校の水飲み場に紐でつるしてあるのと同じ形状のアルマイトのコップに水(か湯)で溶いた粉と上記の具がかきまぜられたのを渡されて焼く。自分で焼いたのか頃合いをみておばちゃんが都度焼いたりひっくり返しに来たのかは記憶に無い。

ソースは多分地元生産のトリイソースだろうかな。トロトロ系かしゃびしゃび系どっちのソースだったかは記憶が無い。

ソースネタに暫し脱線すると、あの当時うちらんとこの飲食店って大抵醤油とソース同じ形の容器(ペンギンの形と形容すればいいのだろうか出す際は腹を押して出すというもの)でキャップというか注ぎ口の色違いで醤油かソースかを区別するものだった。

なのでよく醤油とソース間違えるというちょんぼかましたりしたもんだ。

だからといって(不味いからといって)残すようなことは家ではしても駄菓子屋ではしなかった。腹減ってたという側面ももちろんあるがおばちゃんに失礼だからという駄菓子屋でのルールが有ったからであろう。相手はお年寄り、盗みやすい。だからといって万引きは絶対ダメ。当たりハズレについては不正をしてはならない。店番が居ない時にもお金をちゃんと置いて正当料金を支払うもしくは来るまでひたすら待つ。などといった掟に近いものがあった。その中のひとつ食べ残しはしないというもの。

ソースの話しに戻るけど、ソース同士に於いても、ドロドロ系の中濃やらとんかつやらとかいうのとしゃびしゃび系の(名称分からず)とがあって力加減を間違えるとちょっと困ったことになる。ドロドロかと思って力入れて押し出したらしゃびしゃびで凄い量が出て結果しょっぱくて大変ということになる。

よりどうでもいい話しだが醤油入れるのは「醤油さし」と言ったがソース入れたのは「ソースさし」とは言わなかった。単に「ソース」(例えば「ソース取って」とか)と呼称してたよなあ。

脱線を戻してお好み焼きの話し。薄く伸ばして焼いて最後二つ折り(もしくは三つ折り)にしたのを食す。

一人で一枚頼んで食いきるのではなく2・3人で仲間して一枚注文して分けて喰う事が多かった。一人でも食べおせない量では決してないが学校終ってのばんげしま(夕暮れ時間近)の空腹を軽く満たす話しなのでここで食いきると晩御飯が食べれなくなるという本末転倒になってしまうという理由もあったが、そもそも金が乏しい。なによりそういう理由が第一だった。

繰り返しになるがお好み焼きは駄菓子屋で食うものだった。

お好み焼き専門店なんて小洒落たものなんかで商売成り立つほど昭和は店も客も裕福じゃない時代だった。手広くやらなきゃ店が成り立たないという時代。(浜松に限らずどこでもそうで当時は当たり前と云えば当たり前かもしれないが。)

夏はかき氷、夏以外はおでんかお好み焼き・焼きそばかのどっちか。両方出してるとこあったっけ?

地区によって異なるのかもしれないが、私らんとこではもんじゃみたくへらで食すなんてことは無かった。あれは焼く際の道具である。割り箸なんてもったない(贅沢な)ものは無く、洗って何度でも使うエンジ色したつるつるの箸を空き缶(よく見たのはパイナップルの空き缶)に挿してあるとこから無造作に不揃いでも気にすることなく二本取り出して食った。

子供の味覚の嗜好は大人とは根本的に違うから今となってはそれが誰が食しても旨かったのかどうかは定かではないが、子供心にもとろける程に美味しいと思える喰いもんというものではなく晩飯までの時間稼ぎのとにかく腹が膨れる足しとなるものであった。廣島風とか大阪風とかいう美味いお好み焼きとは別種な駄菓子の豪華版という勢いの味である。

にしては今なお浜松のお好み焼きはたくあん(遠州弁的には「おこうこ」)を入れているらしい。なんでだろ。そもそも誰がこんなこと始めたのかも知らない。みかたっぱら(三方原)で大根が結構採れてそれを大量に漬物にしていたという豊富な食材であった為とも書かれてるサイトを見た事があるがあくまで風の噂。

ちなみに焼いたところで「おこうこ」は「おこうこ」の味である。多少甘味が増す気がするがそれでも味も食感も変わりは無くイメージした通りの味であろう。紅ショウガは焼くと多少酸味が飛ぶ。食感(歯ごたえ)は変わりはしない。青のりかけ過ぎるとソースと青のりの味しかしなくなる。かきこもまぶしたとは思うが定かな味覚の記憶が何故かない。

そういうことでお好み焼き=駄菓子という感覚があり、お好み焼きをおかずにしてご飯を食べるというのはいまだに信じがたいものが記憶の刷り込みとしてある。

矛盾してるかもしれないが、それでいて焼きそばはおかずとして食べれる。言い訳を考えるなら、家で作ってた焼きそばはビーフンと作り方が一緒で調理の段階では味付けがほとんどされてないに等しいもので、卓でしゃびしゃびなソースぶっかけえので食ったからという作り方が駄菓子屋とは違うということだからであろう。まあそれは家だけの話しかもしれないが。

他にはラーメン・ナポリタンはおかずになるがそば・うどん・焼うどんはおかずという気がしない。あくまでおでんや湯豆腐がおかずと思えない人間の個人的なお話し。

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コメント

東京・六本木で浜松風お好み焼きを味わうことが出来ます。
USHIOというお店で、浜松出身の方が経営しています。
http://ushio.in/
場所柄、駄菓子屋料金とはいきませんが、美味です。
店主は、ばりばりの遠州弁です。

投稿: にしをか? | 2011年11月17日 (木) 11時55分

にしをか?さんどうもです。
東京のお店での紅ショウガの扱いが気になりますな。
おこうこと共にの定番なのかどうか。
ちょっと記憶が曖昧なのでいまいち確信が持てないもんで。

投稿: 管理人 | 2011年11月18日 (金) 14時24分

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