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おせん

遠州弁お行

「おせん」

レベル 日常レベル

詳しい御託は「おおせん」の記事に書いてあるが「おせん」では記事(タイトル)としていなかったので新たにここに書く。

「おせん」は「おせない」(きれない)。

「喰いおせん」で「食べおせない」(食べきれない)

「やりおせん」で「やりおせない」(やりきる事が出来ない)

「見おせん」で「見おせない」(見て回りきれない)

このように「おせん」は「全部は~出来ない」・「しきれない」という意味で使われている。

「おせん」と「おおせん」は意味使いは同じなのであるがニュアンスが微妙に違うもので

「宿題とてもじゃないがやりおおせん。」

量が多くて終わらせられないと言っている。

「宿題とてもじゃないがやりおせん。」

やってる暇がない(手を付けられない)から終わらせられないと言っている。

といったような些細な違いが生じてくる。

ちなみに

「おおせん」は古語辞典に「おほす」(果す)というのがあってそれに打消しの言い方だろうと勘繰れるが、

「おせん」については辞書等にはそれらしい言葉がみつからない。

例文

「○○さんから電話あったにい。」

「早く来いっつうだら?」

  (早く来てくれって言ってるんだろ?)

「分かってるなら早く行きゃいいじゃん。」

「今ど忙しくてとてもじゃないが全部は回りおせん。」

「うっちゃっとくと後で揉める元だでいけんならいけんで連絡しときない。」

  (放置しとくと後で揉める原因になるんだから行けないならその旨連絡しときなよ。)

注、回る先が多過ぎてと言う場合には「行くとこ多くてとてもじゃないが回りおおせん。」とかになる。

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