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してみっ

遠州弁的言い回し

「ほれ、見してみっ」

レベル 日常茶飯事レベル

まあおそらくは遠州弁ではなく広い地域で使われてる言い回しであろうがもしかしたらという事もあるので記載。俗語であり、当たり前すぎて説明に必要もないからどの地域の方言も紹介してないだけなんだろうな。

バリエーションとしては

「ほれ、見してみい」

「ほれ、見してみ」

「ほれ、見してみな」

「ほれ、見してみよ」

とかの部類に入る「してみっ」という言い方。

これらはどう違いがあるのかというと

「見してみ」を基準とすると「見せてごらん」

「見してみい」では「見せてみなよ」

「見してみな」は「見せてみなさいよ」

「見してみよ」は「見せろ」・「見せなさい」

遠州独特な言い回しかは定かではないが

「見してみっ」だと「(ほらあ)見せてみなよ」・「見させて」(「見せて」と「見せろ」の中間的な言い方)

他の言い方では

「見てみっ」(見てみな)・「やってみっ」(やってみなよ)・「ゆってみっ」(言ってみな)

といった具合で「してみっ」=「してみなよ」といった感じになる。「み」を強調する言い方とも考えられるところでもある。

「してみい」も「してみなよ」と訳せるところであるがニュアンスとしては命令・指示の強弱でいうと「してみっ」>「してみい」という勢いになる。

「へ~珍しいじゃん。見してみい。」だと「勘弁してやあ。」とかやんわりながら断っても相手は「けち。」とか言いながらも引いてくれることがあり、「やだよ。」みたいにきっぱり断った場合でも「なんでえいいじゃん。」とかで角の立ち方は少な目である。

「へ~珍しいじゃん。見してみっ。」だと「勘弁してやあ。」とかだと断った内に入らず単に渋ってると思われ「ちっとばかいいじゃん」と粘られる。「やなこった。」とかきっぱり断ると「なんでえどケチ」とか捨て台詞吐かれたりなど角の立ち方は大きいものに成り易い。

まあ若干誇張気味な違いの説明であるが「してみい」よりも強制力を増す効能が「してみっ」にはあることは確かであろう。

ちなみに基準とした「してみ」と較べると「してみっ」>「してみ」>「してみい」という感じであろうか。「い」は希望・要望を表わすもので軽い命令というものではなさそうに思えるところである。

バリエーションとしてこの他の言い方はというと、あまり使われるものではないが

「見してみれ」

「見してみそ」

「見してみせ」

とかがある。が、いずれもほとんどおちゃらけに聞こえるところである。

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