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むつけき?むくつけき?

カテゴリー 言葉の彩?綾?誤?

「むつけき」

「むくつけき」

さてどっちが正しいんだ?

以下は完全な私見ですのであしからず。

辞書を引くと「むつけき」は無く「むくつけき」だけが存在する。

「むくつけき」{雅語形容詞「むくつけし」の連体形}やさしい所が見えず、何をしでかすか分からない。とある。

となると正しいのは「むくつけき」であるということになろうか。

しかしながら「男ばかりのむさくるしい連中」と言いたいのを「野郎ばかりのむくつけ連中」と言ったら辞書の意味からすると「野郎ばかりな何しでかすか分からん危ない連中」という感じでちょっと離れてしまう様な気がする。

自分も実際「むつけき」を使う方なので今まで間違って使ってたというのを認めたくない部分あり「むつけき」らしい言葉はないかと粘ってみたいところ。

で、試しに古語辞典で調べてみると

「むつかし」(難し){形容詞シク活用}語感・うっとうしく、不快で、そこから抜け出したい感じ①むさくるしい。不快である。がまんできない。②わずらわしい。めんどうである。いとわしい。③気味がわるい。恐ろしい。

というのがあって、こちらの方が意味的には合っていそうに思えるぞと。「むつかし」がどう変化すれば「むつけき」にと繋がるのか知恵も勘繰りも思い浮かばないけど、「むつけき連中」と言った方が意味的には合う様な気がするのだが。

ネットで検索してみると「むつけき」を使っている人は結構いるみたいだ。

つまるところ、理屈の上では「むつけき」は間違いであるという事であるが、ニュアンスからしたら古語の「むつかし」が変化して「むつけき」となったいう言葉があった方がなんかしっくりくる。ただその変化の理屈が捻り出せないので強くは言えないところである。

したがって個人的にも「むつけき」は間違いだ(存在を否定する)という気にはなれないし、むしろ「むつけき」という言葉の存在を認めてはどうかと思えるところである。

古語辞典での①の意は「むつけき」となり③の意は「むくつけき」となった(別れた)と考えたら個人的にはしっくりくるんだけどな。繰り返すが根拠は無い。

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コメント

本日(2013.09.02)のよみうり新聞朝刊2ページ<四季>欄に <・・むくつけき狩人・・>とあるのを見て あれれ・・?とばかりに 辞書をひっぱりだしたりして 数十年 使い続けた <むつけき>の正当性を見つけようとしました。何故<むつけき男>というように 骨の髄まで沁み込んだ使い方をし始めたのか その根拠も思い出そうとしました。 そして ここに 貴コメントを見つけたところです。 どうも 修正せざるを得ないのかなあ と思う次第。幼少時、ラヂオか何かで 森重久弥のような人物の朗読か 語りの中で 聞きつけて ぴったし という表現とばかりに 身につけたものという感じも
している。落語かも?。 しかし <むつけき男> で 訂正や 何等の指摘も 受けたこともないのも事実です。 

孫が <ただいま~>と言って家に戻ってくるのを よーく聞くと <からいま~>と言っているのに気づいたことを思い出したりもしているところです・・・。

投稿: Hiro | 2013年9月 2日 (月) 11時44分

Hiroさんコメントありがとうございます。私なんかは標準語には縁の無い俗語と方言だらけの中で息してる身なので「むつけき」で不自由なく暮らせていますし、これからも「むつけき」で通していくんだろうなと思っています。

投稿: 管理人 | 2013年9月 2日 (月) 23時21分

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