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*よや

遠州弁的言い回し

「やってみよや」・「みしてみよや」

「そうしよや」・「起きよや」

昔の歌で「天然の歌」というのがある。

見よや人々、美しきこの天然の・・・とかいう一節で出てくる「みよや」。

ニュアンス的に今風に直すと「ご覧なさないな」で、歌の場合人々(不特定多数)ということだから「はい皆さん注目!」ってな感じになるのかな。訴えるという勢いか。

では遠州弁のニュアンスでこの歌の「みよや」に当てはめてみると、「みろよ」・「みなさい」であるので「あんたら見なよちゃんと。ばかけっこいこの天然の・・・・」といった感じになる。共通語だと「ちゃんと見なさいよ」・「見ろよ」とかになろうか。つまり強要もしくは強い要請に限りなく近いもので訴える要素は殆ど無い。

遠州弁の「みよや」にはムッとしてるというか感情的に怒ってる風に受け取れるものである。

「そこまでゆうんならやってみよや。」

「そんな怒らんだっていいじゃん。」

「怒ってなんかいんわあ。ええで早くやってみい。」

とかいった風に実際本人怒っていなくても聞く方はそう聞こえるのである。

もしくは上から目線で言われてる感じがするところであり年上の発言ならどうということもないが年下及び同列から「みよや」と言われたりなんかしたら角が立つ事この上なしとて。

しかしながら時代劇なんかでは「みよ」であり「みよや」とはお殿様とかはあまり言ってない気がするところである。

昔からの言葉が遠州では生き残ってるという感じではなさそうに思えるところである。

まあ「みよ」+「やあ」ということで「や」(やあ)だけが遠州弁と考えれば屁理屈的にはもう少し説明がつくところであるが。実際に使われてるニュアンスから訳すとなると

「よや」=「ろよ」

で十分説明がつくものである。これならお殿様とか高貴な人が言う筈もなかろうと。で、使用するには年齢の高い人が相応しく若くして言うと喧嘩を売ってると思われる傾向にある。

例文

「やあ、ちゃんとしよやあ。」

「なにがあ、ちゃんてしてるじゃん。なにゆってるよを。」

「どこがちゃんとだあ。出したもん出しっ放しで出たごみはほかっときぱなしでゴミ箱だけは綺麗っつうのはちゃんとしてるっつえるだか?」

「やることやってるだもんでそんな細かい事どうだっていいじゃん。」

「人としてどうかっつってるだあ。」

「いいだよ。家じゃあこんなことしてないだで。」

いつでもどこでも綺麗好きという人もいればオンオフで真逆の人もいる。職場では綺麗好きでも家はゴミ屋敷。その逆もあろうか。

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