« 遺留捜査 その7 | トップページ | テーマを絞る事とす »

*たんび その2

「度」(たび)に「ん」が入ったというだけの事であるが、以前書いた記事があまりにも淡白過ぎたのでここでもう少し膨らませてみる。あくまで遠州弁における場合の事である。男女共用の表現。

「度」というほかにも「都度」・「毎」(ごと)と訳しても違和感はない。

「なんかさあ、やるたんび右によれてく感じするやあ。」。「度」。

「そのたんびに小屋から出すじゃいやったいらあ。」。「都度」。

「見回るたんび嫌になってくるのはなんで?」。「毎」。

まあ全部「たび」でいいじゃないかと言われればそれまでだが。

「度重なる」はネット辞書の説明では同じ事が何度も続いて起こる。頻繁に起こる。とあるが、「たんびかさなる」と言うと「重複」というニュアンスになり「たびかさなる」とはニュアンスが違ってくる。

「度重なる試練」を「たんびかさなる試練」とは言わない。「やるたんび(に)、かさなる試練」とかいう別れた使い方となる。もしくは「しょっちゅう重なる試練」とか「いっつも云々」とか。

「度々襲われる」を「たんびたんびおそわれる」とは言わない。「たんびたび」・「たびたんび」とも言わない。すでに「たんび」に「度々」のニュアンスが含まれているからであろうか。

「たんび」と「たび」の違いとしては他には、言い方として「度」の場合は「たびに」と「に」が付く使い方が多いが「たんび」の場合は「に」を付けない使い方が多い。といっても「たんびい」という言い方であって、「に」が「い」と変化してるもしくは「い」が「び」に吸収されてるという考え方もあるが。

例文

「息子さん来るたんびい大きくなってるなあ。」

「そうけえ、毎日見てると気付かんやあ。」

「ほんとオヤジに似て物言いも口開くたんびでかくなってるにい。」

「そうけえ、毎日見てても気付かんやあ。」

|
|

« 遺留捜査 その7 | トップページ | テーマを絞る事とす »

1-2・遠州弁た行」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/211000/51695682

この記事へのトラックバック一覧です: *たんび その2:

« 遺留捜査 その7 | トップページ | テーマを絞る事とす »