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*じじばば

「じじばば」でひとつの言葉であり「じじ」・「ばば」と分割することは無い。分ける場合には「じいさま」・「ばあさま」とかになるであろうか。「じじ様」は無いが「ばば様」があるかどうかは微妙である。

他の地域はどうなのかは知らないが遠州弁に於いての「じじばば」は慈しみのこもった言い回しである。

労わりというニュアンスも多分に含まれている。

ただしそれは大人が発した場合であって、子供が発するとその効力はなく小馬鹿にしたようなものになる。ここでの大人と子供の境界線は微妙に曖昧であるが小学生までが子供で中学生から上が大人というのが境界線であろうか。まあ中学生は「じいちゃんばあちゃん」であって「じじばば」と発することはまずないだろうが。そうなると無難なとこで高校生とした方がいいのかな。

そして大人であっても身内のこととか知人の親のこととかでは意は慈しみであるが赤の他人に対して発すると微妙にはなる。

ちなみに悪態系の表現となると「じじい・ばばあ」という言い方になる。ただし、愚息というように身内をへりくだって言う(例えばこんぞう・むっすう)ような使い方の場合はこの限りではない。

例文

「やあ、帰りんみかんよかったら持ってってやあ。かたちん悪くて出荷でけんのだけど味はいいで。」

  (なあ、帰る際に家で作ったみかんもしよかったら貰っていってくれないか。形が良くないから出荷できない奴だけど味はいいから。)

「悪いやあ。にしたってけっこうあるじゃん。」

  (ありがとね。遠慮なく貰うわ。それにしても沢山あるねえ。)

「こらしょとあるでどんどん持ってって。」

  (いくらでもあるから遠慮せずに持って行ってくれよ。)

「仕事忙しいだにみかんやってる時間よくあるねえ。」

  (仕事で忙しいのにみかん農家やってる時間なんかよくあるもんだねえ。)

「うちんとこのじじばばん楽しみでやってるだよ。わしたんまに手え出すくらいでえの。」

  (家のじじばばが老後の楽しみとしてやってるんだ。おれはたまに手伝いするくらいなもんさ。)

「そりゃ元気でなによりだの。」

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