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吠え面かくの「かく」って

吠え面という表情になるという事であろうが、それに使われる「かく」という言い回しがよくよく考えて見ると特異だよな。他には「べそをかく」なんかがあるか。

「吠え面かく」はネット辞書には、悔しがって大声を上げて泣く。とある。「かく」は平仮名表記だった。

「かく」ってなんだろ。ネット辞書では見つけられなかった。なのでいつものごとく根拠もない勝手な推測をしてみる。

辞書には「掻く」{他動詞五段活用}望ましくない状態を呈する。「汗を掻く。べそを掻く・恥を掻く・いびきを掻く・かさぶたを掻く」。とある。

古語辞典では「掛く・懸く」{他動詞カ行四段活用}の説明の中での、揚げて人に見せる。さらす。というのがそれらしくも思える。古語辞典での「掻く」の説明には辞書にあるような此処に該当する説明書きは見当たらなかった。

テストみたいなものなら明確に例として挙げられてるくらいだから「掻く」というのに得点が加算されて「掛く」と書いたら無得点に終わるんだろうな。

でも意味としては「掛く・懸く」にもそれらしいものがあるし、「掻く」というとイメージとして「ボリボリ」といった感は拭えないところであるしとかで、吠え面(泣きっ面)つまり「泣く行為」と「掻く行為」とがいまいちしっくりこない。もちろん「掻く」の意味が辞書にあるものでかきむしるという行為に限ったものではないのは重々承知ではあるが。

それに「汗」や「いびき」は故意の行いではないだろう。「吠え面かく」は使い方からすると「吠え面」にさせるといった意識的にそういう状態にしてやるといったみせしめさらしものにしてやるというものでどことなく別物に思えもする。

「吠え面さらすなよ」という言い方は実際ないだろうが意味は通じそうだよな。そうなると「掻く」だけじゃなく「掛く」でも「懸く」でもケースバイケースで使ってもおかしくないような気がしてくる。

自身で吠え面になったら「掻く」で誰かに吠え面にさせられたら「掛く」か「懸く」といった感じで。

なんで平仮名表記なのかというのが単純に常用漢字じゃないからとかいう問題じゃないのかも。

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