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*「やっちゃわままい」と「やっちゃわまい」の違い

「はやいとこやっちゃわままい」

「はやいとこやっちゃわまい」

大雑把に共通語に直すとどちらも「早いところやろう」と言ってるのであるが、この二つにはニュアンスの違いがある。

「やっちゃわままい」は「やってしまおう」・「始めちゃおう」といったニュアンスの表現。無断という程ではないが了承を得てないとか乗り気じゃないとか準備ができてないとかいう不承不承(やらない方向に傾いている)をひっくり返すような際とかに使われる。意見・要望といった趣も強い。

他には「やりきってしまおう」・「終わらせよう」などというニュアンスが含まれることもある。

時々あれ?「やっちゃわわまい」だったけ「わっちゃわままい」どっちだったっけ?と疑問に思う事もあるのだが、「乗っちゃわままい」としたら「わままい」があってるんだよなと思い直せる次第。

ところで一字増えるこの「ま」はなんぞやということを考えてみると、こうだと言い切れる根拠がないのであくまで勝手な想像に頼るしかないのであるが、「まう」か「まい」が思い浮かぶ。「わまうまい」・「わまいまい」。

「まい」の連発だと「ようよう」となり「しようよう」→「しまおうよう」と勘繰れる。こちらだと始めちゃおうという意が強くなる感じがする。

「まう」+「まい」ということであれば、「まう」が終止形だとしたら終わらせようという意が強くなる気がしてくる。

改めて申しておくが「ま」は「まい」か「まう」という事についてはあくまで想像の産物であって正しいのかと言われたら多分ヲタの部類に入る妄想であろうのでご注意を。

「やっちゃわまい」は「やっちゃおう」。無許可でも許可されててもどちらにおいてもやること自体に何の障害もないもしくはやらなきゃいけない事に対し気が引けるとか疲れたとか無理などいった理由で消極的な状態を振り払うような際とかに使われる。声掛け(号令)といった趣も感じられるところもある。

こちらは「とにかく始めよう」というニュアンスが強い。

どちらもイケイケ発言である。

実際口にすれば分かる通り「やっちゃわままい」は非常に言いにくい。

なので普段においては「やっちゃいまい」という事の方が多い。これ使う際の難点としてはこちらの方が言うに難さは生じないが「やっちゃわままい」と「やっちゃわまい」での使い方の違いというものがなく大雑把な言い回しになるところである。

例文1

「なんでえ、まだ手えつけちゃいんだ?」

  (なんだよまだ手を付けていないのかよ。)

「主任来てんでもんでやっていいだかどうだかわからんだよ。」

  (主任が来てないからやっていのかどうか分からなくてね。)

「そんなん待ってんでいいでやっちゃわままい。ちゃっちゃと終わらせて後楽しまい。」

  (そんなのは待っていなくてもいいからやってしまおうぜ。さっさと終わらせて後が楽になるようにしようぜ。)

例文2

「なにやあ、まあだ手えつけちゃいんだか。」

「どっから手えつけていいだか途方に暮れてるだよ。」

「そんなん考えててもしょんないでとにかくやっちゃわまい。考えるなあそれからでいいらあ。」

  (考えててもしょうがないだろう。とにかく始めようぜ。考えるのはそれからでいいだろう。)

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