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*んくて

例えば「感じんくて」。

「麻酔効いてるだか何も感じんくて手先の感覚が掴めん。」

  (麻酔が効いているのか何も感じなくて手先の感覚が掴めない。)

「ん」=「な」というのではくて「んくて」=「なくて」という考え方の方がスムーズに思える。

「ん」だけならば「ない」とするところで「んくて」→「ないくて」→「なくて」という流れに感じられる。「ん」=「ぬ」なら「んくて」→「ぬくて」→「ないくて」→「なくて」であろうか。

極稀に「感じくて」と「ん」をも省く「感じくて」といった言い方をする使い手もいるらしいが上記の屁理屈とは相いれないところである。「そうじゃなくて」を「違くて」というのと同じ理屈によるものなのだろうか。「やらんくて」を「やらくて」と言ったりするのかな。

自分は使わないのでよく分からない。だからといって存在しているものをおかしいと否定する気はさらさらない。だってあるもんはあるだもんでねえ。

まあ横道はこの辺にしといて「んくて」。

「やらんくて」(やらなくて)・「しんくて」(しなくて)・「ならんくて」(ならなくて)と大抵のものに付く。

「なくて」以外にも「ないで」という訳でもはまる。

「振り返りもしないで」→「振り返りもしんくて」

もっとも細かくいえば「しんくて」ではなくて「しんで」の方がより適正ではあるが。

例文

「買わんくて後悔するなら買って後悔した方がずっかましだと思わん?」

「買わなしじゃおれんっつうなら買やいいじゃん。どうせあんた我慢できん人だで。」

「失礼しちゃうやあ。後悔と我慢は違うだにい。」

「好きにすりゃいいじゃん。買おうが買わまいがわしの腹痛む訳じゃないだで。」

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