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*憎らしいの種類

「憎らしい」・「憎たらしい」

これに「こ」を付けると「こ憎らしい」・「「こ憎たらしい」となるのであるが

実際のところ遠州弁においては「こにくたらしい」という言い方は聞かない。共通語でもないのかな。

しないついでにいえば「ど」はどちらにも付かない。若干「憎たらしい」に付ける人もいそうだが多少のざらつきを覚えるところである。もし付けたとしたら聞こえてくる印象は(洒落にならない)相当な憎しみと受けとれる。

これが「ばか」だとどちらにも付く。これはおそらく「ど」には深刻さが「ばか」には軽妙さといった含有量の違いによるものであろうか。つまり「ばか」なら洒落になるが「ど」だとマジっぽくなるからであろうと推測される。

「えらい」・「がんこ」の場合は「えらい」はほとんど使わないが皆無ではなく、どちらも「憎たらしい」には付くが「憎らしい」には普段使いにおいては付かない。もし付くと壮絶な怨念という趣となりかねない。

基本「こ」を付すと「プチ」というか憎悪感を和らげた印象を与えるところであり、「小粋」とか「小奇麗」とかと同じような効能があるのであろうか。

平常<小憎らしい<憎らしい<憎い、みたいな。

で、「たらしい」。普通は「厭味ったらしい」とかの「~っぽい」というニュアンスで使われるのであるが「憎たらしい」の場合「~っぽい」という感じではなくむしろ憎さ増量という勢いを感じる。つまり「憎々しい」といった勢いであろうか。

ただ怨念じみた陰惨な憎さというのではなく内に籠もらない快活な感情という勢いに感じられるところで「憎らしい」には憎悪が含まれる陰湿さを感じるところであるからしてよくよく考えると「憎たらしい」よりも「憎らしい」の方が始末に負えないものなのかもしれない。

ネットの辞書には

「にくたらしい」いかにも憎らしい

「にくらしい」癪に障る。いやな感じだ。腹が立つ。

「こにくらしい」生意気で憎らしい。憎らしくて癪に障る。

「にくにくしい」非常に憎らしい。ひどく癪に障る様子だ。

とある。若干自分の持つ感覚とは異なる。

まとめとして遠州弁で使われる表現は

「こ憎らしい」・「ばか憎らしい」・「ばか憎たらしい」といった「こ」・ばか」・「がんこ」を付した言い回し。

使うか使わないか微妙な表現は

「えらい」が付く言い回し。

逆に使わない表現は

「こ憎たらしい」・「ど憎らしい」・「ど憎たらしい」

不明なのは最近の言い回しの「めちゃ・めっさ」。自分は使わないしそういう世代とも交わっていないからよく知らない。

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