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*遠州弁と格助詞

「味濃くない」・「味濃くしてない」とかで「あるよ」が付いたりなんかするとちょっと中華風味で違和感が湧く日本語になる。

その理由は「味が濃くない」・「味を濃くしていない」の「が」・「を」が抜けているからであろう。

もっとも「味濃くない」の次に「で・ので」・「から」・「もの」とかが続けば違和感は生じないのだが。それでも「あるよ」と付くと不可思議になる。絶滅種の軍人さんなんかが言いそうな「味濃くないであります」みたいな用語っぽい響きに感じられもする。「味濃くなく真に以て美味なり」なんてすると文語調っぽくもなる。

遠州弁の場合だと「味ん濃くない」とか「味い濃くしてんで」などという言い方となるが、「味濃くない」という言い方も普通に使っている。

というか「鍋熱くない?」とう言い方が普通で「鍋が熱くない?」とは普段言わないよな。

講釈こいたところでほんとは「格助詞ってなんだ?」というのを理解してはいないのだが遠州弁は「格助詞」を全くではないが比較的用いない言葉であろうという講釈が成り立つような気がする。

「格助詞」文中の体言が他の言葉とどんな関係でかかわり合うかを示す助詞。「の・が・を・に・と・へ・より・から」および「で」。と辞書にはある。

遠州弁は「で」に関しては略されることなくよく使われる。というか「ん」を格助詞として認知すれば話しは楽なのであるが。

以下の例文は共通語→遠州弁の(あくまで)ひとつの変換例

「今日の弁当はおにぎりだったよ」→「弁当今日おにぎりだったやあ」

「今日が締切日」→「今日締切日」

「雲を掴むような」→「雲掴むみたいな」

「馬に蹴られた」→「馬んけっからかいた」

「あいつと一緒」→「あいつん一緒」

「横へずれる」→「横んずれす」

「花より団子」→これは変わらんな。強いて挙げると「花よか団子」

「花から花へ」→これも変わらんな。変え様がないというか。

てな感じで無いか「ん」を使うかが遠州弁らしい感じになる。

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1-3・遠州弁的言い回し」カテゴリの記事

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