« *最近の「まい」と「まいか」の使い分け | トップページ | LADY・最後の犯罪プロファイル その1 »

*えらい その2

いきなり例文

「お帰り~。えらいやあっとかかったじゃん。しゃれんならんくらいえらくどんじかられただって?そんなどえらかっただけえ。」

「えらいえらい。下手すりゃ今日のうちになんか帰って来れんかとホントえらいとこ来ちゃったやあと思っただよ。ふんでもまあなんとかえらいなりに終われただよ。」

「そりゃえらいえらかったの。」

「なんしょはあ肩凝ってばかえらい。」

上記の例文における「えらい」。

意味は「随分」・「大変」・「相当」・「苦労した」・「しんどい」

例文を訳すと

「お帰り~。随分と手間取ったみたいじゃないか。洒落にならないくらいこっぴどく怒られたんだって?そんなに大変だったのかい。」

「そりゃ相当なもんだったさ。最悪の場合今日中には帰って来れないのかとやれやれひどいとこに来ちゃったもんだと思ったもの。それでもまあなんとか大変なりに終われたよ。」

「そりゃまた随分とご苦労様だったね。」

「そのせいでとにかく肩が凝ってしんどい限りだ。」

紛らわしいとお思いでありましょうが、どの意味においても「厭な事」ということでは同じなので実際使ってる身としてはそういった大雑把な解釈をしていて例文の訳みたいな細かい受け取り方はしていないであろう。したがってこの訳以外にも解釈は可能であり間違いでもない。

身も蓋もない訳ということであれば

「なんか嫌な事あったみたいだね。」

「おおなんとか終われたけど嫌な事だった。」

「そりゃ相当嫌だったねえ。」

「ホントだよ。ひどく嫌だったよ。」

とまあこういう感じである。

例文にはないが「えらい重たい」という言い方は訳せば「とても重たい」という事になるのであるが持つのが嫌なくらい重いという事である。他には「がんこ重たい」(持つのに骨が折れる重たさ)・「ばか重たい」(なんでこんな重いの俺が持たなきゃいけないんだと怒れてくる重さ)・「ど重たい」(自分の力量を越えた重さ)とかいうニュアンスであろう。

|
|

« *最近の「まい」と「まいか」の使い分け | トップページ | LADY・最後の犯罪プロファイル その1 »

1-2・遠州弁え行」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/211000/50395928

この記事へのトラックバック一覧です: *えらい その2:

« *最近の「まい」と「まいか」の使い分け | トップページ | LADY・最後の犯罪プロファイル その1 »