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*あんた その2

「するってえとなにかえおまえさん」江戸っ子の言い様であろうか。これを遠州弁にすると

「じゃなによをあんた」といった風になる。

遠州弁において「あんた」は使用頻度が特に高い。傾向としては年長の女性の方が使う傾向が強い。

「あなた」(貴方)という意味使いはもちろん、意味を特に持たない語調を整える用途の際にも使われる。もちろん枕詞とかみたいな深い意味があるものではなくほぼ無意味なものであり「う~ん」・「そのう」・「あのさあ」・「ちょっと」みたいなものである。語調を強める弱めるとかいう効能はほとんどない。

「そりゃあんたあれだにい行った方がいいにいあんた。」とかいうのがこれにあたる。訳さば「そりゃ行った方がいいと思うよ」。

イントネーションを変えれば「おいおい」とかいう意味使いにもなる。「あんたそりゃあれだにい。あんた行かんとかんだらあ。」訳さば「それは行かないと駄目だろう」。

遠州弁を聞きなれない人にとっては連呼されると耳障りと感じる事もあろうが深い意味はないので聞き流す事が寛容かと。

同じような他の人を指す表現「おんし」・「あいつ」とかはこういう使い方はしない。「あんた」だけである。同じようなものを探すと「ほれ」とか「あれだにい」があろうか。

「あんた あんたんとこの旦那さん。ほれあんたあれだにい。こないだ平日の昼間。なんか変なとこで見たやあ。ホントなにしてただいねえ。」

勢い余って言葉が思いつかない感情先走りの際と言いにくい事を言う前の助走という際とかに「あんた」表現が多くなるのもこれまたよくある傾向。これらの場合肝心なとこではすらすらと立て板に水状態になって「あんた」は発しないものである。

そういうことからいえば始めっから最後まで「あんた」ばかり発しているとしたらそれは他愛のないどうでもいい話しということになる。

ちなみに感情先走りの感情は、動顛・至急・怒り・混乱・好奇等色々であるのでどういう精神状態なのかは推し量りにくい。

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