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ひとりじゃない その1

これは引き寄せられる。これは食いつきました私。期待無く一応チェックというつもりでいたけどこれは拾い物どころじゃないいいものを観れそうな予感。全6話だそうだから愉しみができた。しかも色々考えさせられる。

見ぬ世界の疑似体験として背負って観たら初回は悲観しか湧いてこない状況なんたけど、それぞれの登場人物たちの織り成す絡む理由の根源がとても深淵そうで見ずにはいられないものを感じる。その先にはなにがあるんだろうと。

それは観ていてさえも湧いてくる危機感が存在してそうで、もしかしたら自分にもその深淵な部分が隠れ潜んでいるのかもしれないと思える感じであろうか。もちろん彼らほどには自分は深刻ではないけれどそれでもなお何か同じ匂いを感じてくる。程度の重い軽いの問題じゃないんだろうかな。

身も蓋もない事を言ってしまえば死にたい連中のもがきが描かれてる訳だけど、映しだされているのは外から映って見える光景ではなくて当人たちの心の内側から発せられる見方から見える景色のようであり、この視点がとても新鮮だ。

最終的には立ち直っていくという方向に向かって行くのだろうけど、それは心の負の部分を廃棄できたということであろうから、このドラマを観る事によって観てるこっちも微量ながらも持っている同じような負の部分を共に取り除けたならさぞかし爽快だろうな。

BSフジの開局10周年記念ドラマと謳ってあった。

それにしても自分に訪れる不幸を紛らわすために自分より不幸な人間を探すという行程は真理過ぎてドキッとしたな。さすがに子供だから許してやんなみたいな形にはしていたけれど。それでもお笑いのボケ(自分より劣る人物像)とか人の不幸は蜜の味という芸能ゴシップみたいなものを喜々としてむさぼるのと同じ事なのだろうけどさすがにおおっぴらには気が引ける部分もあるのにこのドラマはど真ん中に投げてきたみたい思えた。それをいっちゃあお終いよという部分にあえて踏み込んでいるのかな。だからこそ見えてくるなにかがあるのかな。とにかく毒がある。

ブログのコメントでもしあんなのが自分のとこに来たら不愉快極まりない感情に陥るのに待ってましたと勢いづく主婦の気持ちは流石に理解を越えてた不思議ちゃん世界でありました。

ネットの世界は不幸の自慢話しという思考は一理あるのだろうけど詰まる所人間の生き様なんて誰しもそんなものといえなくもないしそもそも不幸と判断するのは自分じゃなく他人だし当の本人はそうは思っていないだろうしと微妙でありましたなあ。

これはBSだからこそ描ける世界なのだろうか。まあとにかく正解のない事をいろいろ考えさせられるセリフの数々です。

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