« フリーター、家を買う。 その9 | トップページ | *方言における老人語というものについて »

*のっける

「のせる」と言っている。

特に説明が要る訳でもなかろうが、こういう些細な標準語からはみ出た共通語句の集合体が遠州弁の一面なのかもしれない。

「のりかかる」が「のっかる」となるので、「のりかける」が変化して「のっける」となったとも勘繰られるところでもある。ただし、「のりかかる」は「のっかる」じゃなくて「のっかかる」だろうと詰められると窮すところであるが。

でもまあ半ば強引に「のりかかる」を「のっかる」ということにすればそれによって「のっける」・「のっかる」と近い言葉になる効能があるように感じられる。「のる」が「のっかる」だろうという案も否定できないが。

変化としては「のっけす」(のせようと)・「のっからす」(のろうかと)・「のっけん」(のせない)・「のっからん」(のらない)などといった共通性が生じてくる。

例文

「これ以上のっけると危ないにい。」

  (これ以上載せると危ないよ。)

「まあちっといいらあ。のっけてみいに。」

  (もう少しいいだろう。載せてみなよ。)

「もうのっからんて。やめときない。」

  (もう無理だって。やめときなって。)

「のっけす気いないもんでのっからんく思うだに。ええでのっけよを。」

  (載せようという気がないから載らないと思うんだよ。いいから載せろよ。)

・・・・・

「ほれみっせえ。やっぱのっかりもしん。」

  (ほらあ、やっぱ載らなかったじゃないかあ。)

|
|

« フリーター、家を買う。 その9 | トップページ | *方言における老人語というものについて »

1-2・遠州弁な行」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/211000/50214366

この記事へのトラックバック一覧です: *のっける:

« フリーター、家を買う。 その9 | トップページ | *方言における老人語というものについて »