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霊能力者 小田霧響子の嘘 その9

 誠に以てたばかられ申し候由。面白い最終回だった。谷口(谷原さん)が警察官であるべき理由(というか準備室の必要性)が今まで不要に思えてたけれどこういうオチならなるほどと得心がいきました。うまく繋がってました。

最後の方まで谷口が透明人間(犯人)なんだあと思って観てました。おお、こういう意外なオチが用意されてたのかあと。これでエンディングじゃあ切ないやねえと思っていたのですが曲折はあれど「嘘も方便」というか「嘘も被害者を救う」という喜ばしき事なのかどうかは微妙ではありますが悪意の存在しない展開でまずにては目出度さも中くらい哉オダが春。

でも谷口犯人というのにおいての、オダキョー(石原さん)に近づいた訳(捜査妨害)というくだりや未解決事件をNo9に仕立て上げた経緯とかいうのに無理がなかった風に思えたし、なにより谷原さんの迫真の演技で説得力が増して映りました。

よくよく考えてみれば前回の終わりで真実に迫っていたであろうとこを妨害されてた訳だし、オダキョーが説明してた通り解明のヒントを確かに与えていたところだけど。種明かしされるまで気づきませんでいやあホント気持ちよく騙されましたです。

一番の役者は「谷口一郎」でしたけど、それでもオダキョーもなかなかに。

さすがに時間を止める手立ては無理があるだろうと思わないでもありませんでしたが。それは些細な事ということで。

この回印象に残ったセリフは「柔な嘘つきじゃないって事を証明しなくちゃ」というフレーズ。嘘だとばれて真実を語るのかという選択肢も提示しておいて、引退をも匂わせ、しかも透明人間の正体は信頼する人物かもで八方ふさがり。さあどうするオダキョー。という状況に持ってく手立ても見事だったように思えるところ。

そう盛り上げといてでもえせ霊能力者だという事は告白しないで解決に導くものと思ってたんですけど吐いちゃいましたねえ。しかしながらそれもオンエアしない偽収録という奇策でまだまだえせ霊能力は続く道筋残りたり。

今まで散々に業突くに思えた薫(大島さん)だけど一度も裏切る・見限る事無く響子を支えたという心温まる関係が殺伐感を削いで観易いところでもあったよな。偽収録の一計を案じるというのは愛情なのかやり手なのか微妙ではありましたが響子お姉ちゃんなら必ずなんとかするだろうと信じての事ということでありましょうや。

落とし前としては、当初「嘘も被害者を救う」という趣旨から出世の為に安易に嘘をつくようになった事への警鐘ということで。さすがに「ご利用は計画的に」という意味ではないでしょうが「便利は堕落の道しるべ」という教訓とも取れるものでありましたな。

ところで、ついぞ変化(へんげ)是なく小田霧響子が纏いし衣(衣装)は一張羅にあらした。つとに都度にて新たにたりては霊能力者の雰囲気ぞ醸し出でせしはいと難しき業也哉。

でもあの恰好しててもへなへなってなるとオダキョーには見えてこないんだからあくまで発するオーラが存在してたということか。

パズルもよかったですがオダキョーもよかったですな。○の上の雲での令嬢よりもこういうありえないっぽいキャラの方が似合うように思えるのは大いなる誤解か勘違いか。

続編の可能性も残した勢いだったから、もし続編が作られるなら観るだろうな。

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