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とてもとても 2010・10~12月

 この期は見応えのあるドラマが多かった。とても多かった気がする。それぞれのクールごとに小割りにして出せばいいのにと思える程に粒が揃ってたなあ。

基本私は優劣とかつけない主義だけどあえて記す、SPECは秀逸だったな。

家に帰るのが楽しみな気分になったのは、医龍3・SPECかな。

尻上がりに興味が湧いてきたのは、フリーター、家を買う。・Q10だったな。

 おじいちゃんは25歳

 なんでか知らんが当ブログでのドラマ感想ネタで今年一番アクセスが多かったというドラマ。別にデータを取っている訳ではないのであくまで感覚であるがこの反応は「らすとふれんず」以来の事だよな。つまり一年に一度あるかないかの反応だということ。にしちゃあ視聴率的に好評だったという話しは聞こえてこないというあら不思議。それはそれはつつましい数字だったらしいのだが観たものの与えるインパクトは比例せずに大きかったのかしらむ。記録が残るドラマではなくて記憶に残るドラマということなのか。

感想としては新鮮ではあったかな。藤原さんの昭和っぽい雰囲気は絶品でありんした。個人的には昭和というよりそれ以前の世代というドラマのお作りに思えたところでありしが。役者パワーで無理を有理(あり)にさせた力技というドラマといえるのであろうかしらむ。

 龍馬伝

 年間通してのドラマだけどまあこの時期枠とみなして。ついぞ感想は書かなかったけど全話観てました。なにせしほりん出るわひらっち出るわで見ない訳にはいくまいとて。

あれを史実と思ったら痛い目に遭うだろうなと思いつつそう思わせる臨場感にほだされての迫力感を楽しんでました。それに土佐弁はやっぱしいいな。

 霊能力者 小田霧響子の嘘

 馴れるのに何話か要したけど馴れたら気負わず楽しんで観れて面白かったな。ほぼ「石原さとみ」の変化を愛でるが如きであったけど谷原さんのぶっとび振りも結構いけてた。大島さんて確かアイドルのお方と記憶してたけど役者さんとしてなんら違和感ないどころか存在感があったしオダキョーとの掛け合いが軽妙で面白かった。

キャラが活きてただけでここまで楽しめたんだから、これがもしすごい本格的なミステリーネタを仕込んでいたならばこれは「トリック」級のドラマという評価を得られたであろうか。

 黄金の豚

 これほど毎回一話の前半部分と後半部分で面白いといやはやとに分かれる感想になるドラマも珍しい。人(役者さん)を愉しむドラマだった気がする。

 ナサケの女

 第一話が他の観たいものと被ったので観ていなかったせいもあって感想は書かなかったけれど他の回は観てまして、非常に骨のあるドラマだったなあというのが感想でした。よく出来てるよなあと。

変な話しではありますが、一話の配分が前半部分黄金の豚的(調査)で後半部分ナサケの女的(組織としての遂行)だったらこれは凄い滅多に観れない極上のドラマに思えただろうとつい思ってしまいました。

 パーフェクトリポート

 面白いドラマだったんだけどスポーツ実況中継の延長で他のドラマと被り一話断念したので感想書く資格失くしたのでありまして残念至極。ドラマそのものは一話欠けたけれど最終回まで楽しく観れた。

人の数ほど都合が有ってそれを横紙破りするのが報道ということなんだろうな。それがいいか悪いかとか喝采を浴びるかどうかとかも人の都合でそれぞれだろうし。と、思いました。

 Q10

 これはもしかしたら同世代の時に観ていたなら名作の部類に入ると思えたのかもしれないと感じさせるドラマだったな。だったと曖昧なのは、そうと感じるには自分は歳を喰らい過ぎて後の祭り状態で直接響く事はなく予感でしか過ぎなかったから。世代限定のドラマだったのかな。でも限定から外れた自分からみてもなにがしか伝わってくるものがあった。

ちなみに予感がしたという点を挙げてみると

*見事な悩みっぷりだった事。答えの出ないものを探すもがき具合が滲んでた。「佐藤健」という役者さんの力量によるものだろうなそう思わせる要因は。役者さん的には「柄本時生」の存在もあなどれなしでもあった。個人的には「福田麻由子」が映えてたという印象であり、かつをも出てたし。

*大人達を優しい視線で描いていた事。大人のえぐさとかいうのを極力排して反抗期の世界でもがいてる目線からみても否定に走るのではなく頑張って生きてるんだなと思わせる善意が感じられた。小川家の空気感が秀逸だったな。

*奇抜な発想を強引だけど破綻を感じさせずに上手くまとめた事。ロボットの登場という破廉恥な物語ということでその助走には苦労が偲ばれたが走り始めたらそういう事が気にならないくらいに展開に引きずり込まれていた。

故にこれは凄い作品なのかも。そう思えるのに商売(視聴率)上可もなく不可もなくという塩梅だったという要因のひとつに謳い文句「高校生とロボットの恋愛を描く学園ドラマ」というのがあったのではないかと想像される。まるでインモラルかのような印象を与えるフレーズで芳しくないというかドラマの本質を突いていなかったのではなかろうか。観る前はえぐい話しなのかと思え敬遠する気でいたくらいだから。

あにはらんやの心象スケッチドラマで見応えのあったドラマでしたが、強いて難点を探すとすれば将来の伴侶となる人との出遭いについて。全然口説いてないじゃないか。上手く出来過ぎじゃないのかと僻み根性が芽生えたところくらいか。

 秘密

 観たというより見たという字の方が相応しい鑑賞だった。ユイカ目当てで観てたという邪な視聴者だったからというのもあるけど役者さんがででんと演じるという提示よりも読み手の頭の中でキャラを想像してく方が楽しめるような気がするお話しに思えて。どうしても役者さんの持つイメージが束縛になって入り込めないなにかがあると感じた次第。旦那の顔出しなしの目線オンリーで話が進んだ方が深入りできたのかもとつい思ってしまいました。

ところでさんざっぱらの期待持たせで男心をかき乱して迷走に追いやるという役柄であったであろうユイカの先生役。イメージ的にはそんなタイプに見えないだけに役者力ではたしてうまく気もそぞろにさせれたや否や。見た程度なのでなんとも判断つかず。

 医龍3

 このハラハラのスタイルが定着していて安心して愉しめるところがいいな。かといって印籠が何分ごろに出てくるとかいうみたいなお決まりに固着しない部分が溢れていて途中から観ても内容が全て分かるとかいう事はないから全部観てはじめて楽しめる。

音楽が強く効果的というのも特徴ではあろうかな。音量を大きめにした方が愉しめるドラマだった。

やはり加藤ちゃんが居ると居ないのとでは違うな。朝田と加藤ちゃんはセットだと思う。

 スペック

 とにかく面白かった。どこぞの世界へトリップしたみたいな世界観が独特で旅行感に満ちていたよな味わいがあった。

話しの筋といい意外性といいキャラの濃さといいそれに対応する役者さんの妙といい遊び心との兼ね合いといい程よい放置といい、全てを兼ね備えていたドラマに感じた。

ただ演出家さんが替わりばんこだったせいなのか瀬文のキャラが回によっては別人か?と疑ってしまうブレを感じたのがだちかんて。とは思いました。

記憶に残るドラマであったな。

 獣医ドリトル

 あまり漫画の方を読み込んでいる訳ではないので胸を張ってこうだと言えないところですが、原作の悪い飼い主への成敗の仕方は絆創膏が必要になるくらいの絵にも描けない恐ろしさとして表現されてましたけど、流石にドラマでその手を使える筈もなく言い負かして二の句を告げさせないという追い込み方をしていましたがこの方が納得度は高かったのでは。

 流れ星

 月9はどちらかというと観ない傾向にある自分がこのドラマは観た。色恋沙汰にあまり興味がなく月9はそれがメインテーマである事が多いからであるのでが。

もちろんこの「流れ星」も純愛をテーマにしたものであるが、男の生き様というのがかっこよくてそれに惹かれたというのが大きかったな。

両方の兄貴がとにかく印象に残る。いまどき多くを語らない男というのが珍しい限りでかえって新鮮だった。

 フリーター、家を買う。

 なかなか光明が見えてこない展開ずくめだったけどそれでも弾けるであろう最終回まで我慢して観れたというのはお気楽主義の私にしては珍しい事だった。

それはおそらく役者力によるものだろうな。悲観に満ちた空気感に染まらない逞しさとは別の生きてる感が滲んでたせいだろうかな。

 ギルティ

 最後まで不毛な出来事のままだったな。悲哀と評するには微妙でもありこれ観て何を感じればいいのだろうという気持ちになった。復讐というテーマである以上番組始まる前から展開は予想してたので予想外という流れでは決してなかったけれど粛々と進む様はある意味意外の部類に属したかな。

 闇金ウシジマくん

 役者力に引く付けられて観たという感が強いドラマだったな。普通だったらこんなおそぎゃー世界のドラマ敬遠するもの。債務者の人間模様が結構決めてだったのかも。もちろん「山田孝之」という柱があってこそだけど。

内容については、詰まる所金が絡むと人に人権はなくただ本性のみが渦巻いているかのようなお作りであった哉。金に振り回されて堕ちてくもの後を絶たずの光景は教訓にはなりえたところであった。唯一の理性と思ってた千秋(片瀬さん)も途中暴力的になってその思いが崩れて最後は辞して面目を保ったけど不動の存在であって欲しかったな。

何が面白くてこの商売やってるのか最後まで分からなかった。

これ観て思えたのはやはり金に振り回される生き様だけは避けないとという思いかな。当たり前の感想だけど。

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