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*にい その2

「にい」は長音化のものと「に」+「い」のものとのふたつが共存している言い回しであるような気がする。というのは勘違いだという事に最近気が付いた。

例えば

長音化だと「言やあ買うだにー」(言えば買うのに)「に」を強調する言い方。

「に」+「い」だと「絶対買うだにい」(絶対買うんだよ)「い」は軽い命令。

こうした違いならはっきりと分かるところであるが

「行くにー」(行くよぉ)と「行くにい」(行くからね)

となるとそのニュアンスの違いは実際耳にしないと分からない。もちろん文章としてならば

「ほらあ、くるってんで あっちゃん帰れんくなるで行くにー。」

  (ほらあ、遊びに夢中になってないであっちゃん 帰れなくなっちゃうから行くよぉ。)

「ほい、そんな帰りたくないならはあ知らんでねえ。先行くにい。」

  (もう、そんなに帰りたくないならもう面倒見切れないから先に行っちゃうからね。)

で、違いは判断できるが実際はこんな長々と言う事は無く単に「いくにい」だけで済ますという事が多いのでさてどっち?というのが判りづらいところである。

なんぞと思っていたんだけどどうも違うらしい。

そもそもの「に」とはなんぞやという話しであるが、説明するにおいて国語辞典にも載ってはいるが古語辞典の方が納得がいくのでこちらを載せると

「に」{接続助詞}①逆接の確定条件を表わす。・・・のに。・・・けれども。

これに「い」{終助詞}①呼びかけの意を表す。・・・よ。②命令の意を確かにする。③強めの働きをする。

この「に」と「い」が合わさって「にい」となる。

ってことでなんのこたない、「い」には命令的要素②と強調する要素③の両方を兼ね備えているということになる。しかも呼びかけの要素もあるという。

したがってあえて「にい」の他に「にー」などという存在をこじつけで捻り出さなくとも「にい」だけでなんにでも辻褄が合うのであった。

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