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パーフェクト・リポート その2

 同じ時間帯にドラマが被る訳ですが、私はこちらを選択して観ている次第。いまひとつの方は録画して後で観るを選択しております。

いいセリフが飛び交うドラマですな。行動でも過激に姿勢を示しているけど言葉でもちくちく刺してるような感じでしょうか。

「報道は誰かを抹殺することは簡単。だからこそ粗漏なく取材をしなければならない。」

警察のように捕まえてはくれないし消防士のように火が燃え盛っても消火してはくれない。病院のように治癒に至るまでのケアをしてくれる訳でもない。じゃあなにをするのかというと「知らせる事」。その知らせる意図というか都合が問題であって。

今まで観てきたドラマとかで描かれてる負の報道の姿は、推測憶測感情である事ない事書き立てられたりそっとしておいて欲しいのに騒ぎ立てたりプライベート暴かれて世間から晒し者にさせられたりというのが定番か。最近よく見るのは視聴率稼げれば粉飾上等という姿勢もよく描かれてるよな。知らしめるのではなく退治・潰す・矯正する事という姿勢もたまに観たりもするけどそれは不遜ということか(あくまでドラマの中でのお話し)。

今回は視聴率さえよければといったスクープ欲しい病が描かれていたんでしょうか。

正しい報道ってなんなんでしょ。今回は勝手(安易)な憶測で犯人の一味扱いした事を正してはいましたな。

「自分の目で真実を確かめようとは思わない訳?」

真実は見る位置からその姿は異なるもの。粗漏のない取材がどういうものかは定かではありませんが兎にも角にも肝心なことは「突き詰める」という事を述べていた風に映りました。

そのうえで「知らしめた」側はその使命を終え知った側はそれをどうするのかはそれぞれの人の判断に掛かってくるのでしょうがそれでも「切り口」という報道姿勢が確実に凶器及び関係者への後遺症になりうるわけで。それが犯罪者とか露骨な悪党に向けられてるうちはいいけれど巻き添え喰う方に向いたら怖いというか毒になりうるよなあと。

ドラマでは過去にその切り口(都合)によって本意でない形で報道されて結果として取材相手を裏切った事になりそれで蒼山(松雪さん)は心に傷を負ったということらしい。

曖昧な記憶ですが、坂の上の雲で大学生の秋山弟が新聞を読んでるのを兄が取り上げて曰く「己が確立してないのに人の意見を取り込むのは愚」と一喝したみたいなシーンが記憶に残っておりましてなるほどなと思えた次第。で、報道見てそれを鵜呑みにするのは危険だと思えてしょうがなく話半分が丁度いいような気がするところですな。

送る側だけでなく受け取り手が未熟だといくら正しき報道を提示されてもその意義は箸にも棒にもならないけれど毒にもならないとは限らない。どっちにしてもとにかくおお怖いということですな。知らぬが仏という言葉もありますしものによりけりでしょうが微妙ですわな「真実を知る」ということは。

「誰かを恨んで生きる人生は終わりにしよう。

ギルティの野上芽衣子に言ってあげなよそのセリフとつい思ってしまいました。

今回は対峙する側のない一方的な悪党の一人芝居だったのでけちょんけちょんに追い込んでたみたいだけど対峙して揉め事になってるような事例の場合報道する側の立場がどっちに立つのかという選択みたいなのを観てみたいですな。もちろんどっちも理がありそうな状況で。

それにしても人気女子アナ凋落の図は可愛そうなくらいみじめだったなあ。

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