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*の(物・奴)

「ねえ、燃すのってどれよ。」

  (ねえ、燃やす物ってどれ?)

遠州弁的には「の」=「物」・「奴」と解釈すると都合がいい。

古語辞典をひくと

「の」{格助詞}下の体言を省略して準体言のように用い、形式名詞となる。・・・のもの。・・・のこと。・・・の人。とある(抜粋)。

まあネットの辞書にもほぼ同様の意味が記載されてるけど古語辞典の説明が一番しっくりくるところである。

とにかく紛れもない共通語であろうものだが、これが

「ほい、燃すののってどれえ?」

  (ねえ、燃やす物ってどれ?)

となるといきなり方言っぽくなる。意味は同じなんだけど。

つまり共通語では

「の」=「の物」・「の人」

であって遠州弁は繰り返しになるが

「の」=「物」・「奴」

とするのが合点がいくのである。例文「のの」を直訳すると

「ねえ、燃やすの物ってどれ?」

とかとなる。つまりこういう言い回しが遠州弁であり、共通語を遠州弁に翻訳する際は単に単語を置き換えればそれでよしというものではないようなのである。

言い訳がましくなるが遠州弁を共通語に換えるのはそう難しくはないが共通語を遠州弁に換えるのは難しくてとてもぎこちない遠州弁になりがちなのである。

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