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*すと

「そうゆわすと」(そう言わないで)

「買わすと思った」(買おうと思った)

「あいつにやらすとしただに」(あいつにやらせようとしたのに)

というように「すと」にはいくつかの意味がある。そもそもこれが全部同じ言葉なのかという疑問もあるところであり、それぞれ別に記事にしてきたがここではひとつにとりまとめての紹介とする。

A「そうゆわすと」の「すと」は「ないで」と訳すのだがこの場合の「す」は打消しである。

B[「買わすと」の「すと」は「~しようと」と訳す何かをするぞという意思を表す「す」である。

C「やらすと」の「すと」「~させようと」と訳す命令を表す「す」である。

「と」についてはどれも大きな違いはなく「す」が大きく意味合いが異なるものである。

Bの「す」は「為」自動詞か他動詞のサ行変格活用「する」の文語形。

Cの「す」は助動詞下二段活用型「せる」の文語形というのが近い。

どちらも文語形というのが引っ掛かるところではあるが説明としてはこれに合わせれば屁理屈は成り立ちそうである。

問題はAの「す」で屁理屈でいけば「ず」助動詞特殊形.「ぬ」・「ない」の文語形。助動詞「ぬ」の連用形。というのははまるところであるが遠州弁では「ず」ではなく「す」である。なのであってる屁理屈かどうかは胡散臭いところであり説得力がまるでなく要はよを分からん。

共通してる不可思議な点はどれも文語形という説明がなされているが遠州弁は話し言葉であって書き言葉ではないのである。

つまるところ辞書から遠州弁の「すと」を説明する根拠は捻り出せないということである。

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1-2・遠州弁す行」カテゴリの記事

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