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*「に」と「にい」

「に」+「い」=「にい」であって言い方の癖による「に」の長音化ではないのでは?ということを以前の「い」という記事で述べたのであるが。その際「い」を訳すにおいて「よ」を充てたのであるが「に」も訳すと「よ」となることがありそうで、そうなると「にい」は「よよ」となるという矛盾が生じてしまう。

例えば「手入れしんと禿げるに」。これを訳すと「手入れをしないと禿げるよ」となる。そして「手入れしんと禿げるにい」を訳すと「手入れをしないと禿げるよう」とほぼ同じになる。「にい」は単に長音化なのか。

「手入れしんと禿げるだにい」であれば「手入れしないと禿げるんだよ」。

「だに」であってもお仕着せ度合いは強まるが訳すにおいては大きな違いがある訳ではない。

そもそも「に」ってなんだということが気になる次第

辞書によれば、「に」(終助詞)何かの事情でその通りにはならなかった事に対して、それが実現した場合の事を想定して感動する事を表わす。「残っていればよかったであろうに」。

(接続助詞){雅語}後件に述べられる動作・作用がどんな状態で行われるかを表わす。「それを聞くにうれしき限り」。

古語辞典によれば、「に」(終助詞)①他に対して願望する意を表わす。・・・してほしい。・・・してもらいたい。「ね」に同じ。②・・・のになあ。・・・だぜ。

「に」断定の助動詞「なり」の連用形。①・・・であって②接続助詞「て」「して」を伴って、中止の表現に用いる。・・・で。・・・であって。③補助動詞「あり」「おはす」「候ふ」「はべり」を伴って用いる。・・・で。

「に」{上代語}打消しの助動詞「ず」の連用形。・・・ないで。・・・ないので。

とまあこんな感じか。どれも微妙にあてはまらない。後押ししてくれるものがないのでもう想像でしか話しできないところであるがやはり遠州弁の「に」は「よ」と訳すのが適当であって「にい」は「に」(よ)+「い」(よ)というのではなく「に」の長音化したものが「にい」(よう)ということになるのであろうか。ん~分からん。

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