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GOLD その1

 面白いな。やっぱ「天海祐希」に外れ無しってか。脚本「野島伸司」というブランドということもあるのかな。テンポが心地良いや。

オープニングはよくぞ言ったというセリフのオンパレードで痛快だったなあ。日頃の鬱憤が少し晴らせた感じ。数多(あまた)の中から特にを挙げれば

「勝者が敗者を救えばいい」けだし正論。勝ち負けをつけないゆとり教育なんぞぶっ飛ばせというのは爽快だったなあ。

忍耐こそ重要という喩えで「クレーマーに大事を為す奴なぞはいない」。確かにそうだ。問答無用でそう思う。ちょっと待て、そうはいうが言いくるめれば勝ったという高揚感が湧くわけでそうなるとそれは勝者というか勝ち取ったものだということに映ることになるのであり、前の「勝者がどうたら」という事に繋がるじゃないかと勘違いしそうなところはあるが、何を言うかでそれは互いに同じ土俵の上で闘った場合での話しであって客という絶対的有利な立場であればそれは弱い者いじめと大して変わらない所業であろうて。

痛快な啖呵を切るというのも魅力であるがそれよりもとにかく悠里(天海さん)を心を映す鏡が多面鏡の中に映しだされているところが新鮮だな。効率・理想・信念重視で温情は皆無という勢いの社長としての顔。亡くなった兄を想う時の悲しい顔。我が子に対する獅子が子を谷底に落としてみたいな強き母の顔。それとは真逆のような三男に向ける慈愛の姿での顔。まだ旦那さん(寺島さん)と接した時の顔は見れてないけどこれもまた挙げたものとは違う顔を提示してくれるんでしょうか。

すべてが合わさっても一人の人間として破たんしておらず観れるというのは不思議ではありますな。(個人的にはリカをいじってる悠里が一番お気に入りですが。)

不思議といえば一番不思議なのはこのドラマのアクセントである新倉リカ(長澤さん)でありましょうか。どうみても悠里とは真逆で悠里からしてみれば一番受け入れがたいタイプそうに思えるのになんでそういう人間をそばに置くかなあというのがやはりもって不思議。選考の理由は三男が気に入ったという事らしいのですがそれにしてもねえ。

でもこのリカの存在が凄く効いてる。もうあのすっとぼけ具合が観てて快感ですわ。悠里のつっこみ(いじり)が上手いということもあるんでしょうけど、超自然にすっとボケる間合いは面白い。いやひょろっとボケ?スタイルいいからすらっとボケか。へたれ・へなちょこというボケという考えもあるな。

家庭争議の最中一人だけナイフとフォーク持ったまま固まってる姿が愉快だったな。

いづれにしてもずっとボケで行くのかなと思ってたら最後見事な大岡裁きしてまして、こりゃ新倉リカの成長記という側面とかもあるのかな?んなわきゃないか。悠里の理屈からすれば中学までにおいて最早リカは失敗してると断じているのだから。

意見なんぞは聞かないと採用面談の際のたもうておられたけど結局リカの余計なお世話を呑んだというのはちょっとブレを感じなくもないとこだけど。リカが悠里色に染まりつつあるという証という意味なんでしょうかねえ。

ひきこもりオタクを抱えて苦悩する母親の存在もなんか気になるし。

こいつぁ面白いドラマだ。あとは子供達がどう葛藤していくかにリアルっぽさがあるかどうかだよな。多分それがウリだろうし。

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