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*みおやあ

「見よ」と言っている。詳しく言うと「見よやあ」で「見ろよ」。

ぞんざいな言い回しに聞こえるところであるが、明治の時分の歌で「天然の美」というのがありその歌詞の一節

「見よや人々この天然の~」

という「見よや」と同じであり決してぞんざいな物言いではなかった筈。そういう昔の言い方が遠州ではまだ残っているということなのであろう。と都合よく考えればこうなる。

今的に言うのであれば「いざご照覧あれ」って感じだろうか。まあ流石に遠州弁の「みおやあ」がそんな丁寧な言葉ではないが「刮目せよ」って感じなら近いか。実際の遠州弁は「しっかり見ろよ」というニュアンスであるので美化しすぎではあるが。

例文

「やっぱ無いわ。ここにゃ無いだら。」

  (やはり無いよ。ここには無いんだろう。)

「ほんとにけえ。ちゃんとみおやあ。ある筈だで。」

  (本当かよ。ちゃんと見ろよな。ある筈なんだから。)

「ふんだだこんこいたって無いもんは無いだわ。」

  (そんな事言ったって無いものは無いのっ。)

「おめえじゃ信用ならんでわしこの目で探すわ。」

  (あんたの探し方じゃあ疑わしいんで自分で探す事にする。)

「おお勝手にしとくりょ。」

  (ああどうぞ存分に。)

「・・・てほれみい。やっぱあったじゃんかあ。」

  (あ、ほらあ。やっぱりあったじゃないか。)

「ってなによを。ゆってたのと全然違うじゃん。」

  (あったってなんだよ。言ってた特長と全然違うじゃないか。)

「ほんとしょんない。」

  (使えない奴だなあ。)

「どっちがでえ。」

  (どっちがだよ。)

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