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ハガネの女 その5

 昨日のリアルタイムは鬼平の余韻に浸りすぎてしまい、ハガネの事を失念してしまいました。

で、一日遅れで録画したのを慌てて観てる次第でありますが、ここへきて子は親を映す鏡だという事がより鮮明になって参りました。それを炙り出す才に長けているのかハガネ(吉瀬さん)は次々と親の仮面をはがしにかかっているようです。

普通大人になれば人間はお互いはよそ行きの顔と心で微笑み返しはあっても心は不通のままで過ぎていくものですがハガネは嫌味も悪意もなく打ち解ける(こじ開ける)ことが出来るようであり、かつ親身で、駆け込み寺であるかのような展開でありました。親分肌なんでしょうかね。いや姉御肌というべきか。

世間から見たらとてもよく出来た人間が実はとんでもない闇を持っていたという展開の妙もありましたが、父親に言い含められた事を翻して母親の言い分を信じるその転換の様がハガネでなければできないことなんでしょうかねえ。私だったらどっちを信じるかっていったらハガネのようには思わないですから父親の言い分を信じて虐げられたままの問題児の問題を改善することなく抱えて苦悩し続け早く卒業して欲しいとか願う事になるんでしょうねきっと。

それにしてもハガネは私は違うでしょうからこの状況をどう打開するんだろうと思って観ていたのですが、鬼平に続いて儚い成り行きでありましたなあ。ある意味失念して(見忘れて)かえってよかったとすら思えるものでありました。

これであの子の物語は終いということはおそらくないでしょうから今のところという言い方をすれば何一つ解決しなかった訳でありましてそういう意味ではリアルだなあと。でも妥協はあっても敗北は許されない職業というのが教員であるならばこの最悪の状況からこの子をどう救っていくんだろうかというのが今後の見どころということになるんでしょうかね。

ハッピーエンドであるならば父親が改心するか離婚の道への援護をして田舎のおじさんの元に行って豆腐屋で素直で明るい未来を予想させるかと予測したんですが、お母さん行き先を間違えたのか天国に行ってしまって子供は何も解決されないまま残されしまうというのはこれがゲームだったら絶対リセットボタン押して始めから再チャレンジし直す展開でありまして、人生はそうはいかないだけにそりゃ泣けるよなあと。

でも敗北は許されないのだとしたら最低でもどう妥協点を見出していくんでしょうかねえ。おれの子としては失敗作みたいなこと言ったってことは親子が離れるというマークであり田舎のおじさんの元に紆余曲折はあったが向かうっていう方向になるのかな。

それにしてもすごい親のオンパレードですな。誰が集めた訳じゃないにしてももし全11話として毎回こんな親が登場するとしたら「赤き恥のイレブン」と呼べそうだ。

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