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ハガネの女 その4

 いやあこれはハラハラしますわ。面白い。この先どうなっちゃうのって勢いでどんどん引っ張られてしまいますわ。もうくどいほどいつも書いてるけどなんでこの時間帯なんだろ。自分も含めて宵っ張りの連中だけが観るような質ではないというのを感じるのは気のせいか。

それはともかく、ここにきて明確な悪意が初めて登場してきた。その筋金入りの確信犯はただものじゃない。というか半端ない。今までは親の都合を映し出す子供の性(さが)故の暴挙というか悲哀が描かれてきて鏡にしかなれない子供の悲しさが感じ取れてきたけれど。今回は親の人工培養によって作り出された不幸(もちろん親も子も自分はそれを感じていない)が描かれておりました。

その矛先はハガネ(吉瀬さん)のみに留まらず過去に於いても一人の母親を押し潰していたという経緯があったとな。母は強しと申しますがその強き筈の母をも砕く悪意にどう立ち向かうんだろうと。(アル中がそんな容易く改善できるかいなというツッコミはあれど)母親が立ち直ろうとする経緯と姿が感動的だったな。やっぱ「母は強し」で子供の為に勇気を振り絞れるというのは母親だからなんだろうなと。

泣き寝入りなんぞはハガネのことだから絶対しないだろうという視聴者願望を抱いて観ていたんですが今回ばかりは流石にそういう訳にはいかず妥協点を探していくのかなそれしかないだろうな。そしてそれは敗北や弱気などじゃなく仕方ない事だろうなとすら思っていて今回は母親を立ち直らせ事でよしとするかなと思ってたのですが。そしたら

「寝言はそこまでですか?」&「今回の件で一番悪いのはお母さんですね」。

雑巾汁の給食食べたのも驚いたけど、この返しがそれはそれはもっと予想外であり、まあ見事!謝る・低姿勢だけが対処じゃないというところを具現化してて痛快爽快でありました。決して冷静ではないにしても売り言葉に買い言葉といった感情論にもって行かせない術が凄い。

意表を突いての見事な捌きで思わず「上手い」と感心してしまいました。これをもって倒したと言えるかどうかは定かではありませんが上手をいった事だけは確かで今後有利になりそうでありました。まあつける薬はなさそうな母親でしょうからまだひと悶着ありそうですけど。

学校側が一枚岩でハガネを応援してるというところがちょっと現実離れしてる風にも思えるんですがだからこそ勇気が湧く訳でこういう非リアルはアリというかこうあって欲しいというか。

まずは何とか鞘に収まったかと思いきや、そしたら次は「飛び降りちゃる」宣言。まあ安穏な日が無い事無い事。

いやあホントに面白い。凄いドヨヨンとしたげっそりするような心が荒むお話しばかりなのにその重たくなりがちな空気感をハガネのキャラが相当に救っていて明るく元気を貰えるドラマです。なかなかドラマ観てなにかを貰うということは至難な事ですがこのドラマからは「前向き」と「不撓不屈」という種類の「元気」を貰えます。

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